トキのカブクワ飼育記録

こんにちはトキです

今回はマクレイの菌糸交換のお話


2023年4月7日にマクレイの一斉菌糸交換を行いました

この段階で我が家のマクレイ幼虫は全部で7頭

そのうち画像を撮ったのは6頭だったのでその6頭を載せておきます



まずは2回目割り出し組から


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Eカワラ200ccプリカに入れていたものです

交換が遅くなってしまった感は否めないですが1回目組より遅く孵化したことを考えればまぁ妥当な体重かなと

以前のマクレイ記事で書いていた成長が遅い感じも見られないため問題無さそうです



そして1回目割り出し組


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びっくりするくらい同じ体重

そして困ったことにこの画像では判り辛いですがどれも卵巣の様なものが見えていました

……え、全♀?

ドンキ系と違って細いのでメスでこの体重になるのかわかりませんが全オスでも困りますね……

オスだった場合は雌雄判断を卵巣の有無でできないということになるのでそれは次回の参考にしましょう

ちなみに画像がない1頭は成長が遅かったと書いていた個体なのですが相変わらず他より小さく、成長度合いが芳しくなかったので体重も計っていません

偶にいる虚弱な幼虫かなと


全て既成Eカワラ800ccに投入しました

5月下旬現在、蛹室を作成しているような個体がいるので蛹化したら雌雄の答えが出そうです

マクレイの平均的な幼虫期間がわかりませんが1年未満はさすがに早いかなぁ……?

全メスであれば納得ですがオスだとすればやはり温度が高いのが原因でしょうね

まぁ21℃前後で羽化まで行けることがわかればそれはそれで大きな収穫なので良し!


前回3セット目に投入したと書いたと思いますが全く食痕が見えなかったため、やはり産まなかったかと割り出したところ1頭だけ3齢幼虫が出てきました

これで我が家のマクレイ幼虫は8頭になりました

メスは投入後すぐに産んでその後は寝ていたっぽいですね

まだ存命なので今年も追加できればと思って近々またセットを組もうと思います

1度も産卵していない方のメスはどうにもなりません……

産卵させてないのに動きは弱々しい、とはいえ落ちずに細々と生きているという感じで掴み所がないです

マクレイのやる気スイッチを見つけられるようになりたい……



マクレイの続報としては以上になります

もし蛹室っぽいものを作ってる個体が蛹化したらまた更新するかもしれません

蛹体重とか知りたいですしね

情報が足りな過ぎるので得られる情報はなるべく多い方が良いということで




と、ここまで書いておいて更新しようと思っていたのですが6月に入って蛹化した個体がいたため掘ってみました


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まぁ、そうですよね……

小さなオス蛹で7gという結果

他はまだ蛹化してませんがこの分だと9g前後は全てオスのようです

2回目割り出し組にメスがいることを祈りしょう

2サイクル目に入れたら今度こそ低温で管理しましょうかねぇ

同じ温度で別の菌糸、違う温度で同じ菌糸を試せるくらい採れたら良いのですがはてさて……



それでは今回はこの辺で〜



こんにちはトキです

今回はタイトルの通り雲南省産のドンキエルコクワガタ原名亜種のお話



時は遡ること2022年1月9日

PLANET OF BEETLEさんから新年1発目の入荷メールが来ました

見てみるとドルクスドンキエルの名前が!

後述しますがPOBさんからの赤ドンキには苦い思い出があったためリベンジを兼ねて狙いに行きました

とはいえこの時点ではHP未掲載で掲載時間も不透明でした

翌日は朝9時からHPに張り付いて更新ボタン連打してました(笑)

9時半頃から同じタイミングで入荷したヤクシャ、ゴンシャナス、ヒルティコルニスssp.が先に掲載されて今か今かと待っていましたがなかなか来ず

11時過ぎにようやく掲載されて何とか完品ペアを購入することができました



それではご覧ください、雲南省産ドンキエルコクワガタです!



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学名:Dorcus donckieri donckieri
和名:ドンキエルコクワガタ(赤ドンキ)
産地:中国 雲南省 怒江リス族自治州 貢山
サイズ:♂58mm ♀39mm
累代:WD(材割採集)



いやー綺麗ですねぇ

メスの上翅に気泡があるのが勿体無いですがブリードに支障は無いでしょうから問題無し

ちなみに撮影日は2022年5月20日です

休眠期間中はできるだけ触りたくなかったので届いた直後に状態確認をしてから以降、生体には一切手を触れませんでした

なにせお値段がお値段なので……

下手に温度がある所に置いて休眠不十分になっても困るので届いた時の発泡箱に入れて常温に置いておきました


もはやどちらが先に起きたか忘れてしまいましたが4月〜5月にかけて後食を開始(オスが先だったかも?)

後食開始ももう少し早かったかもしれません

撮影日付的にわかると思いますがそのタイミングで同居ペアリングを行いました


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滅多に無いとは思いますが万が一メス殺しをされたら堪らないのでオスの顎をマスキングテープで巻いています

基本的に成熟したオスであれば最初の興奮状態が収まれば大丈夫なので割りと直ぐにとれるマスキングテープは生体への負担も少なくて良いかもしれません

元気に活動してるのに同居しても交尾しないのはツカモトフタマタとシネンシスssp.くらいでしか経験無いですね

交尾したあとに殺すパターンはありますが……



少し話が逸れましたが無事に交尾も確認できたので産卵セットに投入

2LブローのグリードSLをメガフードコンテナに置いただけのお手軽基本セットです

意外とすんなり潜っていってくれたので期待しつつ待っていると








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側面から卵を確認できました!

嬉しくもありホッとしましたね

せっかくの菌床産卵なのと赤ドンキ初産卵だったので幼虫で割り出すためにそのまましばらく置いておくことに

メスが出てきてくれれば良かったのですが全く出てくる様子もなく、ゼリーを置いても食べに来ることもなかったため産卵を終えて力尽きたのかもと考えてできるだけ多く幼虫がいることを祈ります



時は流れてやっとこさ重い腰を上げて割り出しを敢行したのは2022年8月28日

産卵セットを組んでから3ヶ月ほど経っていたと思います


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産卵ボトルはこんな感じになっていました

そこそこ大きくなってる幼虫が見えてますね

割り出すのが遅すぎた感は否めません……


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孵化しなかった卵も

ちゃんと孵化する卵もあれば孵化しない卵が出てきてしまうのもやむを得ないでしょう


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ちなみに中はこんな感じ

菌糸の部分はほぼ無くなってしまっていました

肝心の幼虫はというと



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20頭の大豊作でした!!

ドンキはダラダラ産みかと思ってただけにこの収穫はありがたい!

これだけいれば2Lブローの菌糸が早々に食い尽くされるのも納得です


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幼虫の亡骸もありました

実際はもう少しいたのかもしれないので反省です

今回割り出した幼虫20頭は全て既成Eカワラ800ccに投入しました

温度は基本的に21℃前後で管理していたのでドンキの管理としては少し高めだと思います

メスはまだ健在だったので次セットに投入し、穿孔もしましたが休眠モードに入ったようで産んではいなかったので2023年1月4日に雌雄揃って越冬セットへ移行しました




幼虫の方はその後、11月に菌糸交換を行いました

オスと判別した幼虫は既成Eカワラ1400cc、メスは800ccへそれぞれ投入

特に画像等は取っていないので記憶がかなり朧気ですが少し遅かったような記憶があります

管理温度が高めだったためかこの段階で既に蛹室を作り始めていたメスが2頭いました

その子達は交換せずそのまま羽化してもらいました

他の幼虫も大人しく食べているのは一部で大体は暴れたりすぐ蛹室を作り始まっていたと思います




年が明けて2023年1月〜3月にかけて大半が羽化してきました

1年以内に羽化してしまったのでメスはともかくオスはだいぶ早い方かなと

一部の新成虫を掘り返したのでデータを交えつつ紹介していきます

番号管理していましたが今回は掘り出し順で掲載していきます




No.17


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2022/8/28 2齢  既成Eカワラ800cc
2022/11/5 ♂11g 既成Eカワラ1400cc
2023/2/XX 羽化   ♂54mm





No.19


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2022/8/28 2齢  既成Eカワラ800cc
2022/11/5 ♂11g 既成Eカワラ1400cc
2023/3/XX 羽化  ♂60mm





No.9


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2022/8/28 3齢  既成Eカワラ800cc
2022/11/7 ♂11g 既成Eカワラ1400cc
2023/2/XX 羽化   ♂60mm





No.7


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2022/8/28 3齢  既成Eカワラ800cc
2022/11/7 ♂12g 既成Eカワラ1400cc
2023/2/XX 羽化   ♂62mm





No.12


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2022/8/28 3齢  既成Eカワラ800cc
2022/11/7 蛹室らしきものを確認
2023/1/XX 羽化   ♀40mm





No.8


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2022/8/28 3齢  既成Eカワラ800cc
2022/11/7 蛹室確認
2023/1/XX 羽化   ♀40mm





No.15


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2022/8/28 3齢  既成Eカワラ800cc
2022/11/5 ♀8g   既成Eカワラ800cc
2023/2/XX 羽化   ♀41mm





No.13


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2022/8/28 2齢  既成Eカワラ800cc
2022/11/5 ♀7g   既成Eカワラ800cc
2023/1/XX 羽化   37mm




以上8頭を掘り起こした結果になります

オスは最大62mm、メスは最大41mmでした

メスはまぁ良いとしてやはりオスが小ぶりですね

交換タイミング等でもう少しなんとかなるとは思いますが70mm以上を目指すなら20℃以下の管理は必須かもしれません

ちなみに1頭だけ11月に交換したタイミングで常温にしてみた結果、現在も幼虫ですが特別大きくなっている様子もありませんでした

10℃は切らないような環境でしたが成長を促すのであれば15℃以上は無いとダメそう

逆に言えば体重が乗り切ってしまえば暴れそうなタイミングで冬を感じさせつつ暴れを防ぐという事ができるかも……?

まぁこれは憶測ですしリスクもあると思うので頭の片隅に残しておく程度にします

一先ずは親超えも果たせましたし個人的には悪くなかったかなと


そういえば赤ドンキは菌糸が劣化していると羽化不全をしやすいという話を聞きますし、私も実際に体験しましたが今回はまだ掘り出していない分も含めて羽化不全は0です

蛹化不全で落ちたのがいましたがなかなか蛹化せず、菌糸交換を躊躇ったために劣化して上手く蛹室作成できなかった等の理由でした

ミャンマー産の赤ドンキの国内ブリード品は血が濃くなっていてそれが影響してるのかもしれませんね

今回それなりの数の幼虫が纏まって採れたのも血の濃さが関係してるかも……?

色々なことが見えた1サイクルだったかなと思います


雲南の赤ドンキは大顎先端の内歯があまり発達しないとStag beetle of China IIに記載があります

今回羽化した生体のサイズが小さいのでなんとも言えませんがこの辺りも次世代以降で確認したいですね



そうそう、この記事を最初に書き始めたのが2022年6月だそうです(笑)

産卵確認や割り出しのタイミング等、キリのいいところで更新しようと思っていたのですがなかなか上手くいかないものです

今年のブログ更新が2回目というのも相当アレですし……

最近はありがたいことにアクセスが無い日が無いくらいには目にしていただける機会が増えているようなので少なくとも月イチくらいでは更新できるように頑張りたいと思います

あとはこの赤ドンキを含めてぼちぼちヤフオクに羽化した生体を出していきたいな、なんて考えてます

出品はしたことがないので手探りですがもし目にする機会があればその時はよろしくお願いします


それでは今回はこの辺で!



こんにちはトキです

今年も去年と同じく飼育種をまとめつつなんとなく始めていこうと思います



カブト
ヘラクレス原名亜種
ヘラクレス亜種モリシマイ
ネプチューン亜種ローチ
サタンオオカブト
ミヤシタシロカブト
ショーエンヘリーヘラヅノカブト
シボレーヘラヅノカブト
アクティオンゾウカブト(レックスゾウカブト)
エレファスゾウカブト
ビルマニクス


クワガタ
ビタリスフタマタ原名亜種
ビタリスフタマタ亜種コットン
ビタリスフタマタ亜種ツカモト
ムニスゼッチフタマタ
メルキオリティスフタマタ
サヌチフタマタ
マンディブラリスフタマタ
パリーフタマタ亜種デロレイ
カワノイシカ
モセリオウゴンオニ
ドウイロクワガタ
スピックスコフキ
インスラリスキンイロ
ロンボクコマル
モンタネルスホソアカ
ケルブスミヤマ原名亜種
ケルブスミヤマ亜種アクベシアヌス
エラフスミヤマ
ノズノコギリ
ギラファノコギリ亜種ケイスケ
ファベールノコギリ
ドンキエルコクワ原名亜種
ドンキエルコクワ亜種ハンプイ
アローコクワ原名亜種
カチンコクワ
シネンシス原名亜種
マクレイコクワ
ネパレンシスコクワ
ハイチュヌスコクワ
ウーコクワ
プセウダキスコクワ
スペンスシカノコギリ原名亜種
ヤンソンネブト



抜けがあるかもしれませんがこんな所です

幼虫が少なくてペアになるかわからない種類や雌雄単品の種類は省いています

相変わらず記事を書いてない種類が沢山いますね(笑)

常時40種類近くいることが当たり前になりつつあるのでなんとかしないとと思いつつなかなか……

11月〜年末にかけてほとんど虫活ができなかったので今月から少しずつ消化していかないとなと思っています

特にフタマタ系のセットが割り出し待ちになっているので早々にマットを詰めて割り出さないとです


ちなみに毎年恒例になりつつあった山陽オオクワ倶楽部さんの福袋は買っていません

10万円カブトを買おうと思っていましたがPayPalで支払おうとしたら10万円以上は決済できず

8万円の方は結構グレードが下がってしまうので悩んでいたところ完売

8万円カブト如何でクワガタ1万円を買おうかと思っていたら同時に完売

ということで欲しい福袋が無くなってしまったため今年は諦めました

敗因は現金が心許なかったことですね(笑)



記事を書いていたのに飼育種にいない種類はというと
・コツヤヒサシは卵が全て腐ってしまったため累代失敗
・クベラとストリアータは産卵させれず失敗(マットを試行錯誤する時間取れず……)
・セメノウはWF2の幼虫がメスのみ羽化してオスは絶賛幼虫なのでブリードできるか微妙
・カンボジアツツイは産卵するものの孵化率が極端に悪く、孵化した幼虫も落ちてしまい失敗

こんな感じでした

なかなか上手くはいかないですね

そういえば記事を見返していて全然更新できてないなと気づきました(笑)

とはいえ今年も頻度は変わらないと思います

なにぶん飼育している種類が種類なのでそちらに時間を割かないと回らなくって……

まぁ所詮忘備録なので今年も気が向いたときにのんびり更新していこうと思います


それでは今回はこの辺で〜



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