トキのカブクワ飼育記録

2021年12月

こんにちはトキです

毎年恒例(にしていくつもり)の山陽オオクワ倶楽部さんで購入した福袋の紹介

今回購入したのはクワガタ5万円福袋Aコースです

山陽さんの福袋を最初に購入したのは私だと思ってます

福袋の販売開始が22時でしたが注文確定メールが来たのが22時00分だったので(笑)




パカッと蓋を開けると……


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複数種類入っているこの感じワクワクしますね

中身がわかっているとはいえ実際の生体を目にしていないので楽しくなっちゃいます

特に全種類初飼育()なので成虫なんかは早く手に取りたくなりますね



同梱されていた証明書の順番に紹介していきます


1種類目


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ミラビリスノコギリクワガタ 2齢幼虫ペア
タンザニア産
CBF1
2021年10月孵化


2齡ペアまたは初齢3頭ということだったので前者だったようです

確実にペアになるというのはありがたいですが1頭でも落ちてしまえば累代が絶望的になるのは崖っぷち感ありますね

ネガティブなことを言うとミラビリスよりウムハンギの方が好きなのでどちらかと言えばウムハンギだともっと喜べたかなと

カブクワから離れる前、値段が爆上がりする前でしたが7000円くらいで売られているのを見て「色は綺麗だけど……」とスルーした記憶があります

とはいえウムハンギと違って今年も入荷は無かったため、今後より貴重になっていく可能性を考えると全然アリでしょうか

綺麗なクワガタというのは間違いないですしね




それでは2種類目


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ネパレンシスコクワガタ 成虫ペア
インド アルナーチャル  プラデーシュ州 西カメン産
♂68mm ♀43mm
♂CBF1 ♀F2
♂9/24羽化 ♀9/13羽化


最近値段が落ち着いてきたネパレンシスの成虫ペア

累代が浅く、雌雄別血統なのが嬉しいです

初めて成虫を手にしましたがツヤツヤで綺麗だしデッカイですねぇ

てっきりもっと小ぶりな生体が来るものと思ってたので嬉しいのと大きさに驚きました

ホームページに載っていた生体から選ばれているのだとすればその中で最大サイズだったので注文した順番が早い順に大きいサイズから入れてくれたのかも?とか思ったりしてます

じっくり休眠してもらって春にブリードしたいと思います




続いて3種類目


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ノズノコギリクワガタ 成虫ペア
フィリピン 南カマリネス産
F2(同血統)
♂27mm ♀17mm
♂♀共に4/20羽化


スパイダーの異名を持つノズノコギリですが本当に足が長いですね

オスが元気過ぎていつもの角度で撮ろうとしたらブレてしまいました(笑)

手に乗せて動き回る様子を見ていましたが本当に蜘蛛みたいで、アレ足6本しかない……?と8本無いことに一瞬疑問を抱くほどでした

活動開始した個体は良く動いてその動きも独特なので見ていて本当に飽きない魅力的なクワガタだと思います

産地について、ノズノコギリはイサログ山の固有種の様なので産地も実際はイサログ山なのでしょう

フィリピン ルソン島 南カマリネス イサログ山 が正しい産地の表記になるのかなと思います

うちでは購入元の記載に則ってフィリピン 南カマリネス産のままでいきますが……


元の販売ページには後食を始めたようですとの記載があったのでゼリーを入れて同居させたところ、後食も交尾も確認できました

即ブリで手に入るとはこれまたありがたいです

しかし半年以上寝るとはなかなか厄介ですね

次世代が取れたら休眠ズレには気をつけなければいけなさそうです

産卵セットは組んで投入していますがそれはまた個別のカテゴリーで記事を書こうと思います




さてさてトリを飾る4種類目


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ドンキエールコクワガタ原名亜種 2齢幼虫3頭
ミャンマー カチン産
CBF1
2021年10月孵化


所謂赤ドンキの幼虫3頭です

ネパレンシスと違って全然値段も下がってこないドンキエールコクワガタ

わざわざ始めるなら成虫かなと思っていましたが福袋に入るならば幼虫でも全然アリだと思ってこれ幸いと購入

来年の今頃には羽化して2023年春〜夏にかけてブリードできるようになると思うのでのんびり飼育していこうと思います

ちなみにネパレンシスと赤ドンキに関しての飼育アドバイスが書かれた紙も同梱されていました

こういった心遣いも嬉しいですね

冒頭の全種類初飼育()についてはこの赤ドンキだけちょっと事情があるのですがあまり良い話ではないのでそのうち機会があれば個別カテゴリーにでも書く予定です




以上が山陽オオクワ倶楽部福袋2022クワガタ5万円Aコースの内容です

個人的にかなり豪華な内容で全て初飼育の種類なので大満足です

ホームページの値段を参考にすると

ミラビリスノコギリ 24,200円
ネパレンシス    26,400円
ノズノコギリ    29,700円
赤ドンキ      29,700円
合計         110,000円

となりました

ブログを書きながら初めて計算しましたがちょっと引くくらいお得ですね(笑)

上記が税込みなので福袋の値段も税込みにすると55,000円なのですがぴったり2倍です

本当に素晴らしい内容の福袋でした


ちなみに巷で凄過ぎると言われていたプレミアムドルクスさんの福袋ですが、そこの5万円とほぼ内容は同じです

あちらはノズノコの代わりにババオウゴンオニだったようですが個人的にはノズノコの方が良いので山陽オオクワさんの福袋で正解でした



余談ですが福袋は販売開始の1週間ほど前からホームページには登録されていました

内容が徐々にアップデートされていって今の内容になっています

書いていいのかわかりませんが、今回の福袋には当初赤ドンキの成虫♀単品がありました

そこから赤ドンキが消えてフォルスターニシとアエネアの幼虫が入り(ミラビリスもこの時だったかも?)、最終的にその2種が消えて赤ドンキの幼虫になったという経緯があったりします

赤ドンキが消えたときはかなりがっかりしました(ニシは産地違いとはいえ既にいるため)が、幼虫として帰ってきてくれたのでこの福袋を絶対買う!と決め手になってくれました

他の金額のものも結構内容が変わったり、そもそも違う金額が途中で出来たりと見てて面白かったです

来年も期待したいですね!


山陽さんは結構お世話になってるつもりでしたが今年は用品ばっかりで生体を買ってないことに福袋を買うタイミングで気づきました

今年は中国便のWILDにばっかり目が行っていたのが原因

来年は普通の生体購入でもお世話になれればなと思います


それでは今回はこの辺で、良いお年を!
(今年中に書けて良かった(笑))


こんにちはトキです

KUWATAフェスティバル横浜・秋での購入品紹介第3弾

タイトルの通りビタリスフタマタクワガタのお話



まず大前提としてトキ家では同種の別亜種は基本的に飼わないようにしています

理由は簡単で混ざったら困るからです

とは言いつつもヘラクレスとオウゴンオニに関しては飼ってしまっていますが……

あとはクレナトゥスも厳密に言えば亜種になりますね(ツツイとカワノイとか)

特にフタマタに関しては亜種でなくてもメスの判別が困難を極めるのに亜種はほぼ不可能だろうと思っているため今まで完全に避けていました

とまぁ極力避けるようにはしているのですが、なぜこんな話をするのかというとビタリス原名を買う前に既にビタリスの亜種であるツカモトフタマタを飼育しているからです

しかも2ラインも……

先に記事を書く予定だったのですがKUWATAの購入品紹介はできるだけ連続させた方が良いと思い先にビタリスを記事にしました

ツカモトも後々書こうとは思ってます




さて、前置きが長くなってしまいましたがビタリスフタマタ原名亜種


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ビタリスフタマタクワガタ
ベトナム ライチャウ産
WF4同血統
♂73.5mm
♀39.6mm
雌雄共に7〜8月羽化


ステータスはこんな感じです

購入したブースはわかりません(ピュアフォレストさん周辺だったかも?)

上翅が赤くなるツカモトもいいですが真っ黒の無骨な感じも良いですねぇ

去年辺りにヤフオクで見かけて買おうとしたものの思いのほか高騰したため買えず

今年の夏前にツカモトがビタリスより久しぶりに出品されたので購入

その後はヤフオクで見かけてもスルーしてましたがKUWATA会場で生で見てやっぱりカッコ良いなと思って手を出してしまいました

真っ黒だとパッと見はノコギリですよね(笑)

ビタリスとツカモトは上翅の色の他に大顎基部の二股の突起でも見分けられそうです

上が長い方がビタリス原名、下が長い方が亜種ツカモトだと思われます

手元の生体とネットの画像はほぼ全てこの特徴なので合ってると思いますが例外があるかもしれないのでご容赦を……



購入時点で羽化時期的に即ブリ可能だったので1週間ほど同居させました

最初は動き回るメスに驚いてオスが攻撃することがありましたがメスを認識すればすんなりペアリング完了

11月16日に産卵セットを組みました


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中ケースに産卵1番を使用

使用した材は左から
ちょい細ナラ材
君嶋クヌギ材
くわプラクヌギ特選材

11月下旬に左の材の埋め戻しを確認したところ、無事に卵を確認したので取り出さずにそのまま戻しました

カンボジアツツイの記事でも書きましたが初齢管理がド下手クソなためです……

厳密に言えば卵で割り出すのがフタマタ系くらいなので私が下手クソなのか、フタマタの初齢が落ちやすいのかはわかりません


最近は産む場所が無いのか徘徊しているのを良く見るので材の追加をしなければと思ってます

割り出してちょっと状態を変えてあげれば同じ材でも産むパターンが殆どですが、割り出し時期を逃してしまったので



さてさてビタリス原名の産卵ですが思ったより簡単でした

難しいと言われているツカモトの原名なのでこちらも苦労するかと思いましたがそんなこともなく

ボーリン原名とバミノルムと同じ感じですかね

ただ、先にツカモトをやって産卵の傾向を掴んだから簡単に感じた可能性もあるので一概には言えませんが……

まだ割り出して無いのであの1玉以外は全く産んでない可能性も拭いきれません(笑)




そんなこんなで2021秋のKUWATA横浜での購入品紹介は終わりです

今度は冬のKUWATA横浜の購入品とか福袋の紹介とかもしないといけない

ブリードしてるのに紹介できてない種類がまだまだいるのになぁ(ツカモトとかアドゥンクスとかマンディブラリスとかコクワ系とかとか)

正直1日中ブログ書けばようやく書ききれるかもとかそういうレベルで溜まってるので全部は無理ですね……


それでは今回はこの辺で!


こんにちはトキです

KUWATAフェスティバル横浜・秋での購入品紹介第2弾

タイトルの通りカンボジア産ツツイシカのお話

時は遡ること夏のKUWATA横浜


little storyさんのブースにて成虫ペアで販売されているのを発見、迷わず購入しました

去年の夏にもlittle storyさんで南ラオス産のツツイシカを購入させてもらったのですが、産卵はすれども全部腐って累代できませんでした

なのでリベンジの意味も込めて産地は違うもののツツイシカを選択したわけです

ちなみに今回夏のKUWATAは色々悩んだため15時くらいまでいましたが先行入場で買ったのはツツイシカだけでした


雌雄共に6月羽化だったため夏終わりくらいにブリードかなと思っていると9月下旬にメスが後食開始

オスももうそろそろかな?と思っていると数日後にマット上で星になっているのを発見

常に見える位置に置いていて動いている様子は無かったため餓死ということもなさそうでシカクワガタにありがちな休眠中に星になるパターンに当たってしまったようです

オスを探そうにもカンボジアツツイを販売している所なんてlittle storyさんくらいなものでヤフオクですらそうそう見ないのでほぼ諦めてました


秋のKUWATA横浜で入場してから真っ先にlittle storyさんのブースに向かいましたがカンボジアツツイのペア売りは見当たらず

諦めて以前記事にしたドウイロを購入したあと、一周して再度little storyさんのブースを覗くと単品コーナーが目に入りました

すがる思いで探すと、いましたカンボジアツツイのオス単が!

店員さん(三井店長?)に「夏に販売してた生体と同腹ですか?」と聞くと、「そうです」と回答を頂いたので購入

念のため2頭購入しました

夏に購入したことを伝えたため少し割引もしていただけてとてもありがたかったです

「メスが後食開始したんですけど、」まで言った時点で「オス落ちちゃいました?」って即聞かれたのでやはりシカ系は一定数起こり得るのでしょうね……



和名:ツツイシカクワガタ
学名:Rhaetulus crenatus tsutsuii
産地:カンボジア kampang産
累代:F5


大きくてツツイシカの特徴が出ているオス

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小さくてカンボジア産の特徴が出ているオス

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コンセプトを持って選んだ2頭

大きさを重視するのであれば前者をブリードに使うのですが、累代がF5と進んでいることを考えるとサイズ狙いは厳しいかなと

であればカンボジア産の特徴である前胸がしっかり色づいている小型のオスを使うのが次世代でより綺麗に色づいた個体が出やすいのではと

とりあえずは小さいオスでペアリングをし、種無しだったりした場合は大きいオスを使う方針を決めました


購入時点でどちらも後食している感じだったので様子を見つつ10月下旬に同居

11月5日に産卵セットを組んでメスを投入しました


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コバエ侵入抑制ケース小にドウイロの記事でも書いた謎マットに謎の材を埋め込んで完成

皮を剥いて放置していた材なのでくわプラさんのナラ特選材なのか、君嶋きのこ園さんのクヌギ材なのか、細いナラ材のどれかだと思うのですが詳細を忘れてしまいました

11月30日に軽く割り出しをしたところ、4玉採卵できたので後はそのまま戻しました

産卵はしているものの卵があまり良い状態に見えなかったので心配していましたが12月上旬に3頭が無事に孵化しました

とりあえず一安心です

初齢管理がド下手クソなので後は採卵せずに食痕が出始めたら割り出そうかと思います




こんな感じでカンボジア産ツツイシカはなんとか次世代に繋げられそうです

綺麗に色付いた大型のツツイシカを拝めるように頑張りたいですね

それでは今回はこの辺で!

こんにちはトキです

今日は冬のKUWATA横浜ですね

参戦予定なので購入品があればそれも後程紹介したいと思います

今回は時間が経ってしまいましたが秋のKUWATA横浜で購入した生体の紹介をしようと思います



1種類目


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コツヤヒサシサイカブト
ペルー ワンカヨ産
WF1
雌雄共に6月羽化


SMISさんのブースで購入

一度はやってみたかったメガセラス属

メガセラスの中では簡単な方だという話なのでこれを機会に挑戦してみようと思います

購入直後はオスが動き回ってたのでてっきり起きたものだと思いましたがここ数週間はずっとケースの下の方でじっとしているようです

これは成熟の見極めが難しいかも……?

メスは一貫して姿を表さないのでこちらはまだまだなようです





2種類目


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ヨーロッパミヤマ(ケルブスミヤマ)
ハンガリー産
WF2
♂64mm ♀41mm
雌雄共に6月羽化


MGMさんのブースで購入

なかなかお目にかかれないハンガリー産

店長の浅井さん曰く、Wild Prideの塩倉さん採集からのインブリードだそうで出処もハッキリしています

夏のKUWATA横浜で見かけたのですがその時は産地を見ておらず、後々MGMさんのTwitterでハンガリー産だったことがわかって後悔していました

また販売されていたので迷わず購入です

秋のKUWATA横浜で1番値が張る買い物でしたが出処まで教えていただけたので1番良い買い物でもありました

今年度はじっくり寝かせて来春に起きたらブリード開始したいと思います




さて、ここまではKUWATAでの購入紹介でしたが番外編として同じカテゴリの種類も紹介しておきます



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ヨーロッパミヤマ(ケルブスミヤマ)
ウクライナ産(Liman Donetsk region Ukrain)
F0
♂68mm ♀45mm
雌雄共に8月掘り出し(正確な羽化日不明)


ヤフオクにてしんちゃんさんより購入

結構独自のルートを持っている方のようで採集風景も載っていました

販売している生体やブログを見る限り信頼できる方なのかなと個人的に思います

先述の通り、夏にMGMさんのハンガリー産を買い逃した反動で購入してしまいました

本当の要因は別にもあるのですが今回は割愛します



次の記事も秋のKUWATA横浜の購入品紹介兼ブリード忘備録です

記事はほぼ書いてるので早めに更新できるかと

それでは今回はこの辺でー


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