トキのカブクワ飼育記録

2022年03月

こんにちはトキです

今回も3月5日に開催されたKUWATAフェスティバル浜松町のお話

タイトルにあるようにクワガタ編になります

購入品紹介までの前書きが長いので興味が無い方は飛ばして下さい



いつもなら10時半頃にのんびり行って200番以内の入場券を貰う私ですが今回は整理券配布の8時に間に合うように行きました

それくらい今回は明確な狙いがあったからです

遡ること3月頭……

KUWATAフェスティバル開催週はSNSにお品書きが投下されるので私は読み漁っていました

とあるブースでとあるクワガタが販売されるとの情報をキャッチ

この時点でその種類のことしか考えられなくなり、勝負に出るべきだと思いました

ただ前日である4日は仕事の夜間作業があり、深夜まで仕事をしていたためさすがに始発は厳しかったため初めての整理券を貰える時間帯には行くことに

7時半過ぎに浜松町駅に着いたものの迷いながら向かったため7時50分頃に到着

この時点で結構な人数がいたことに驚きました

とりあえず並んで整理券を貰うと70番台

これにプラスしてツイキャスのサポーターは並ばずに先行入場が可能だったようなので入場できるのは実質100番目くらい

これは厳しいかもなぁ、と思いつつ購入できるように祈りながら第2,第3候補の確認をして待ちました


12時に会場して入場し、島図がわからないのでとりあえず右に曲がりました

しかし道を間違ったことに気づいて慌てて奥まで行ってUターン

既に人が集まっているところに突入

見える範囲をパッと見てみたもののお目当てっぽい生体は見られず……

やっぱりダメだったかー、と思いつつ諦めずに手前を注視していると居ました!

前に人の壁がありましたがなんとか手を伸ばして掴み、コレお願いします!とそのまま手渡して無事購入

ホッと安堵して梱包していただいてる間に近くの生体を眺めていると第2候補が!!

すかさず手に取って、コレもお願いします!と即決購入

入場して5分しか経っていないものの、お目当ての生体が購入できたのでこの時点で大満足なKUWATAでした



それでは大変長らくお待たせしました

購入品紹介です



1種類目


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学名:Dorcus wui
和名:ウーコクワガタ
産地:中国 陝西省 秦嶺山脈
累代:WF2
孵化:12月割り出し
サイズ:♂43mm×♀31mm
内約:初〜2齢4頭


マニアには堪らないウーコクワです!

Wild Villageさんのブースにて購入

まだ記事にしていませんがセメノウ、シネンシス原名、シネンシスssp(怒江亜種)がいるトキ家で是非とも迎え入れたいクワガタでした

それなりの値段でしたがヤフオクでは無くある程度ちゃんとしたルートから入手できて本当に嬉しい

ヤフオクでも信頼できるウーコクワを出品してる方ももちろんいますけどね

初齢幼虫ということで微粒子のカワラ菌糸に入れるのがベストだと思いますが生憎用意できる微粒子菌糸が無く……

やむを得ず1番成長が早く、菌糸を食い上げていた個体を試験的にホビー倶楽部さんのカワラ菌糸を430ccプリカに詰めたものに投入しました


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現在はこんな感じのサイズ感

ホビー倶楽部さんのカワラ菌糸はブナ100%で持ちも悪くなく、在庫切れがあまり無いので重宝してるのですが中粒子のみなんですよねぇ

3月13日に投入して動いてる様子はあるものの食痕らしい食痕が出ていないので危ないかもしれないです

ただ時期的に加齢しようとしている可能性もあるのでもう少し見守ろうと思います

他3頭はまだもともと入っている菌糸をまだ食い上げていないのでこちらももう少し様子見です

同様のカワラ菌糸を詰めて用意していますが先陣の幼虫が落ちてしまった場合はクヌギでもいいので微粒子のカワラ菌糸を用意しようかなと

こういったシネンシス系統のクワガタはヒラタケでも普通に食べるのでウーもイケるのではと思っていますがさすがにそこまで冒険する勇気はありません……

全頭無事に成虫になることを祈ります



さてさて大本命だったウーコクワの紹介をしましたがブログ的にはこちらが本命かもしれません

2種類目


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学名:Lucanus dongi
和名:ドンミヤマクワガタ
産地:ベトナム クァンナム
累代:WF2
羽化:♂2021年8月 ♀2021年9月
サイズ:♂74.8mm ♀39.0mm


言わずと知れたドンミヤマ!

こちらもWild Villageさんのブースにて購入

Sparkle Beetleさんの協賛だと思います

ミヤマながら他に比べて飼育温度が高めでも問題無いということで以前から注目していました

なかなかお目にかかることができなかったのですが今回のKUWATAで出品されるということでロックオン

Sparkle Beetleさんはヤフオクにも出品されているので、ヤフオク等で相場を見つつこの条件なら即決しようと考えていた条件がありました

「70mm以上で2諭吉」

ここにラインを敷いて入場

そしてウーコクワのお会計中に目に入ったドンミヤマは74mmで2諭吉!!

超お買い得じゃないか!と迷わず購入した次第です

購入する際にブースの方にもコレはオススメだったと言われました

特に耳状突起が凄いと

画像を見てもらえればわかると思いますが確かに耳状突起がしっかりと伸びていてめちゃくちゃ格好良いです


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あまりしっかり見てなかったので知りませんでしたが先端内歯がヘラ状になるのが個人的に凄くツボでした

こんなに格好良いフォルムをしていたとは……

高温にも耐性があるという理由で飼育してみたいと宣っていた私が手にして良いのかと思うくらい良い個体です

しっかり休眠させて次世代を採りたいと思います



これでKUWATAフェスティバル浜松町2022の購入品紹介は終了です

クワガタに関しては欲しかった生体がパチッと購入できてこれ以上無い戦果でした

実は冬のKUWATA横浜で購入したロンボクコマルクワガタが活動開始する前に地中で星になってたのでランバージャックさんで再度購入しようと思ってました

ウィンパーの嬉しさで忘れてしまいましたが(笑)

他にはモンスターさんのゼリーを4分割にする機材等々用品でも目を引く物がありましたね

今回買えなかった生体や用品については次の横浜で買えたら良いなぁなんて思っている今日この頃です

それでは今回はこの辺で!


こんにちはトキです

今回は先日浜松町にて開催されたKUWATAフェスティバルのお話

なぜカブト編と銘打っているのかと言えばクワガタ編と分けてそれぞれの種類のカテゴリーを設定するためです

本来であればクワガタ編を先に各予定でしたが諸事情によりカブト編を先に書くことにしました



正直に言うと今回カブトを購入するつもりは毛頭ありませんでした

ただ出会ってしまったからには買うしかないと思ったので2種類のカブトを購入



1種類目


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学名:Heterogomphus rugicollis
和名:ルギコリスヘラヅノカブト
産地:エクアドル トゥングラワ
サイズ:♂45mm ♀フリー
累代:WF1
羽化:♂♀11月


全く大人しくしてくれなかったのでブレブレです(笑)

特に光量を弄ってないにも関わらずかなり赤く写っていますが本来はもっと暗めの赤色です

某ショップのブースにて購入

1諭吉を切る価格で販売されていました

理由を聞きましたが植物防疫法?の規制種になってしまったようでショップでは累代するつもりも無いし大々的に販売の宣伝もできないからとのことでした

特に個人で所有、繁殖には問題無いとのことだったので安かったこともあり購入した次第です

年始の記事で書きましたがヘラヅノをやってみたかったので簡単らしいルギコリスは入門に良いかなと

値段に関してはそもそも角が発達する種類では無く、それほど人気も無いためもともとヤフオク等でも安値では取引されてました

どうせ買うならショップからの方が良いですからね

ちなみにWILDで入荷したときもシボレーとルギコリスでどちらを購入するかでも迷った経緯があります

どちらも買えませんでしたが(笑)


どちらもバッチリ後食していて動き回っていたので産卵セットを組んで雌雄投入

メスの符節が結構麻痺していた気がしないでもないですが基本マットに潜って交尾もする種類なのでそこまで問題は無いでしょう


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使用マットはMDカブトマットプロ改

それを水分結構多めにして下半分固詰め

もう半分は乗せただけという感じです

完熟の微粒子マットが良いのは知っているのですが用意できるものが無かったので物は試しといったところ

数日経ちましたがメスが上に出てきている様子は無いのでオスと出会って産卵をしてくれていれば良いなぁと思ってます

潜ってるから産んでいるかと思いきや星になってるパターンだけはやめてほしいですね




2種類目


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学名:Heterogomphus schoenherri whymperi
和名:ウィンパーヘラヅノカブト(ヒサシサイカブト)
産地:エクアドル カルチ県 Bellavista
累代:WILD


ショーエンヘリー亜種ウィンパーです

まさかKUWATAの会場に成虫のこいつがいるとは思いませんでした

INSECT LABO TORAさんのブース?にて購入

よねちゃんTVなるYouTuberの方々の出店ですかね

メス単で右前足符節欠けのものの、他ショップのウィンパーより結構な安値だったため迷いましたが購入に踏み切りました

手に乗せた時も軽いという印象は無く、足の力もそこそこにあったのでまだ産んでくれるんじゃないかと

そう、脛節の力は強かったんですけどねぇ……



帰宅して早速産卵セットを組みました


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内容はルギコリスと一緒です

というかルギコリスがこちらのお下がりを使った形です

お察しの通り最初こそ潜ったものの一晩経ったら出てきて潜る気配が無かったので諦めて別のセットを組みました

ただし、そちらの画像はありません

結論から言うとそのセットでも産みませんでした

なぜなら投入して一晩経ったら死にかけだったからです……

そして3月8日には動かなくなりました

我が家に来てわずか3日の生でした

野外品なのでやむを得ないことですが試行錯誤することさえ許してもらえないとは……

帰宅して持ったときに気づいたことですが符節の力が弱かったんですよね

先述の通り脛節は結構力強く動かしていたので符節の力を見落としていました

ヘラヅノ系はもともと符節はそんなに力強く無いとは思いますがルギコリスより弱かったので先が短いのは確実でした



と、言う訳で大本命のウィンパーヘラヅノカブトは大失敗で幕を閉じました

これが冒頭で書いたカブト編を先にした理由です

目玉にする予定が既にいませんじゃちょっと……

オスを見れずメスも3日で星になるとか大凶もいいところですがやむを得ませんね

ある意味ルギコリスを買っていたのが功を奏しました

多少はヘラヅノの産卵セットの感覚を掴んで次の入荷時に勝負を賭けたいと思います


次回はクワガタ編

カブトを購入するつもりが無かったトキは狙いのクワガタを手に入れられたのか

なるべく早く更新できるように頑張ります

それでは今回はこの辺で!


こんにちはトキです

今回はアローコクワガタ原名亜種のお話



9月1日にPLANET OF BEETLEさんから中国便の入荷通知が届きました

1番驚いたのはツカモトフタマタでこれは即購入を決めたのですが他にも面白そうだったり以前から気になっていた種類がいたので併せて購入しました

それがアローコクワガタ原名亜種です

メス単品での販売でしたがシーズン終盤ということもあって野外で交尾している可能性は高いだろうと購入に踏み切りました


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学名:Dorcus arrowi arrowi
和名:アローコクワガタ原名亜種
産地:中国 雲南省 盈江県 昔馬鎮


ちょっと見えづらいですが上翅に赤味があるのがわかります

実は完品ということで購入しましたが到着したメスは符節が1箇所欠けていました

一応問い合わせてみたところ、返品返金が可能というお話をしていただけましたがせっかくのアローコクワを逃すのも惜しかったのでそのままブリードしますと伝えました

こういう対応がしっかりしているショップは安心して購入できるので良いですね


状態は良いものの符節が欠けてしまっているため悠長に構えていられないと思い9月5日に早速産卵セットを組みました


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INSECT JOKERさんのカワラ材を半分マットに埋め込んだだけの至って普通のセット

マットは何を使ったか忘れてしまいました(汗)

温度はいつも通り22℃前後です



削ってそうな様子はありましたが実際に産んでいるのか、無精卵で萎んでいないかを確かめるべく10月20日に軽く割ってみることに


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取り出した材にはかなりの産卵痕と食痕が見られました

これは期待できると思って割っていくと初齢幼虫と卵が出てきたので回収

種があることも確認できたのでそのまま戻して幼虫になってから割り出すことに

この時点でメスは取り出し、習くわさんで購入したニクウスバ材で再セットを組んで投入しておきました



2ヶ月ほどで経過した12月17日に改めて割り出しを敢行


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ひっくり返した時点で2齢幼虫がコロコロと出てきました

無事に成長しているようでなによりです

材はほぼ原形が無くなっていたのでマットを掻き分けて幼虫を探していくと……


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14頭の幼虫がいました

既に3齢に加齢している雌雄が1頭ずついたのでもう少し早くても良かったかもしれません

ホビー倶楽部さんのオオヒラタケ800ccの菌糸ビンを20本用意していたのですが半分はシネンシス原名を入れる予定だったので10頭だけ投入し、残りの小さい4頭はマットと共に戻しました

この4頭ですが菌糸に移動しようと2月頭にひっくり返したところ、1頭しか残っていなかったため適当にマットに戻したことを後悔しました……



ニクウスバ材で組んだ2セット目はメスが早い段階で星になってしまったのであまり期待していませんでしたが食痕が出ていたので2月下旬に割り出したところ2頭のオスの3齢幼虫が出てきました

こちらもホビー倶楽部さんのオオヒラタケ800ccに投入

トータルで20頭弱の幼虫を得られましたが初回に菌糸投入した10頭のうち何頭かは全く食痕が出ていないので残ったのは10頭ほどです

もうちょっと幼虫管理とか菌糸投入時期の見極めを上手くできるようにならないとダメですね……

まずは残った幼虫をしっかり成虫まで育てます

食い上がってきている子もいるので今月中には菌糸交換をする予定

アロー原名は幼虫体重がどこまで伸びるのか、何gで何mmになるのか掴めていませんがWILDということもあるのでアローコクワっぽいシルエットで羽化してくれれば万々歳です


アローコクワについてはヤフオク等で何にでもマグダレインと付けたり、原名っぽいものをリエンと言っていたりと販売側ですら理解してるのかな?というような出品が多々見られるのでWILDからしっかりしたものをやるのが1番ですね

ノブヒロイやリエンはなかなか入ってこないのでやむを得ませんが……

また脱線してしまいそうなのでやめます(笑)



それでは今回はこの辺で!

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