トキのカブクワ飼育記録

2022年08月

こんにちはトキです

今回はツヤクワガタのお話



なかなかに癖があって難しいと言われるツヤクワガタ

私も敬遠していてたまにWILDに手を出しては玉砕を繰り返していました

というかそもそもツヤクワガタって幼虫期間長いし神経質だしで正直あまりモチベーションが……

なので産卵セットも適当に組んでしまって産まないというパターンです


しかしながらそろそろ1回真面目にやって見ようと思ってWILDの成虫を購入しました



1種類目


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学名:Odontolabis striata
和名:ストリアータツヤクワガタ
産地:スマトラ島ベンクール(Kab. Rejang Lebong, Bengkulu)
サイズ:♂ ♀不明
累代:WILD(野外採集)


毛が生えてるで有名なストリアータツヤクワガタです

5月始めにミカクワさんに入荷した際に購入しました

2ペア買いましたが1ペアはくわかぶプラネットさんの低添加微粒子マットに突っ込んだものの産まず

忘れ去っていたうちにこのペアは星に

もう1ペアもオスは落ちていましたがメスは健在だったので少し力を入れてセットを組むことにしました

セット内容は2種類目の後にまとめて紹介します



2種類目


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学名:Odontolabis cuvera fallaciosa
和名:クベラツヤクワガタ亜種ファラシオサ
産地:ベトナム北部 ハザン
サイズ:♀39mm
累代:WILD(野外採集)


クベラツヤクワガタの亜種ファラシオサです

入荷元によってファラシオーサだったりファラキオーサだったりするので何が正しいかいまいちわかりませんが今回は購入元のドルクスファームかぶくわさんに則ってファラシオサにします

私が見たときにはメス単品しか残っていませんでした

状態も悪くなさそうですし産み尽くしたメスは追い掛けしようと産まないと思うのでこの子には頑張ってもらいたいところ

本来は買う予定ではなかったのですがドルクスファームかぶくわさんでもう1種類欲しかった生体がいたのでついでに購入しました

クベラは割りと難易度が優しい方で入門種としても良さそうだったため良い買い物だったかなと



とりあえず2種類紹介したのでそのまま産卵セットもご紹介


まずはNマットを水分過多になるまで加水

そこに昆虫王国さんで購入した赤枯れマットを入れます


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比率的にはNマット7Lに対して赤枯れ1Lです

どのくらい入れるのが適正かわからなかったためとりあえずお試しで入れてみて、反応がなかったら更に加える方針で行きます

よーく混ぜて


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だいぶ明るい色になりました

赤枯れマットが水分0だったので混ぜながら加水もしています

個人的に水分が足りない気がしますがコレも一旦組んでから改善していこうと思います


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1枚目がストリアータ、2枚目がクベラのセットです

メガフードコンテナに前述のマットをふんわりと入れる形でセットしました

ぶっちゃけこの段階では産まないと思っているのでここからの試行錯誤を楽しんでいければなと

そんな暇があるのかと言われると……

まぁツヤクワガタの感覚を少しでも掴めればという趣旨なので力を入れすぎない程度に頑張ります



それでは今回はこの辺で〜



こんにちはトキです

ここ2ヶ月ほど色々あってカブクワの世話もまともに出来てない状態でした

少しずつ再開していきたいと思うのでとりあえずブログを書いて気合を入れます(笑)



さてさて今回はハイチュヌスコクワガタのお話


大きいアカアシクワガタというイメージが拭えなかったために興味がありつつも手を出していなかった種類

5月下旬にPLANET OF BEETLEさんにWILDが入荷したので購入に踏み切りました

こういう興味あるけど手を出していない種類は野外品が来てくれると良い機会だと思って手を出しやすくなるのでありがたいです(笑)


それではハイチュヌスコクワガタの生体画像をどうぞ






♂39mm


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♀25mm


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学名:Dorcus haitschunus
和名:ハイチュヌスコクワガタ
産地:中国 貴州省 黔東南ミャオ族トン族自治州 雷山県 雷公山(Leigongshan Leishan County Qiandongnan Miao and Dong Autonomous Prefecture Guizhou province China)
サイズ:♂39mm ♀25mm
累代:WILD(材割採集)


オスの裏側を撮り忘れました(汗)

ハイチュヌスはA,B,Cのタイプが存在しているようで

A:上翅が黒、脚が赤
B:上翅・脚が共に赤
C:上翅・脚が共に黒

となっているようです

Aは福建省に生息していて日本のアカアシと同じ
Bは貴州省とチベットに生息している
Cは四川省に生息していてヤマダクワガタと同じ

各産地とイメージはこんな感じかと

日本のアカアシも上翅が赤くなるタイプがいるようなのでタイプA〜Bに跨っている感じでしょうか

よくアローコクワをデカいアカアシという意見を見ますが、アカアシ系って最大内歯の前に小内歯が出現しないのでちょっと違うかなと思ってます

近縁種なのは間違いないですけどね(笑)

私が購入したのは貴州省産なのでタイプBになります



材割採集ということで休眠ズレが若干心配でしたが到着後ほどなくしてオスが後食開始

メスも2週間ほどで後食を開始しました

そんなに短くは無いと思いますが寿命がどのくらいなのかイマイチわからなかったのでメスの後食後すぐに同居開始

ハイチュヌスは結構オスが攻撃的という情報を見かけたので心配でしたが数時間後には後尾とメイトガードが確認できました


6月13日に産卵セットを組んで投入


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セット内容はまぁ外産コクワ系の定番である植菌カワラ材2本をマットに程良く埋めるものです

ダメならグリードSLに突っ込もうと思っていましたが削っていたのでしばし放置

5日後の6月18日に試し割りをしてみました


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左の材に最初に反応していたようなので左から割ることにして材を持ち上げてみた状態

削りカスが出ているので期待できそうです


慎重に削り跡付近を割っていくと……














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ありました卵!

アローと同じように半円状に削ってそこに産んでいるようです

産んでることはわかったので卵を潰さないように目ぼしい箇所を慎重に削っていきます


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とりあえず4個の採卵に成功

もともと卵で割り出すのがあまり好きではないため微妙な部分や右側の材は手を付けず、割り出した材を戻しました

その後1週間くらいメスも入れておきましたが頻繁に徘徊して飛翔するようになったので産む場所が無くなったと判断

一旦別容器でゼリーを与えて養生してもらってから再セットを組みました

上記からカワラ材をやまのふもとさんのニクウスバ材に変えたセットでしたが削っている気配がないのでまた別のセットを用意しようかと思ってます

時間が経ったのもあってかニクウスバ材は3本入りを3袋買って、1袋に1本使えるのがあるかどうかという状態でした

あとは全部水分過多のグズグズ……

やはり安いものは触れないのが1番ですね


採卵した卵はと言うと全部孵化して潜っていったので種ありも確定しました

菌糸に入れる予定ですが何に入れるかは思案中です

無難にカワラでも良いのですがこの手のアカアシ系はカワラ以外でもそれなりに育つ認識を持っているのでエノキのヒラタケ系も面白そうだなと

まぁWF1なので菌糸に慣れつつ無事に羽化してくれれば良いかな

最低限親は超えてほしいですけどね(笑)



それでは今回はこの辺で!



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