こんにちはトキです

今回は前回のルフォノタトゥスに引き続き見た目がそっくりなビシグナートゥスコクワガタのお話



2023年7月中旬にランバージャックさんにインドのアルナーチャル便が入りました

カンターミヤマが沢山入ってきて賑わいましたね

私はあまりルカヌスに興味が無いためそちらには目もくれずに別の種類に狙いを定めました

昆虫関連のX(旧Twitter)をやっていないため当日の開店と同時にお店に突撃

無事にお目当ての種類をゲットできたというわけです



DSC_2879


DSC_2881


DSC_2884


DSC_2888


DSC_2891


DSC_2892


学名:Dorcus bisignatus
和名:ビシグナートゥスコクワガタ
産地:インド アルナーチャル プラディーシュ州 ディバン バレイ
サイズ:♂♀フリー
累代:WILD


上翅後方に黄紋が発生し、腿節も黄褐色になるのが特徴のクワガタです

似たような形の他種に比べて大顎基部が外側に湾曲せず真っ直ぐ伸びるのも特徴ですね

この個体のように全体的に褐色っぽくなる個体もいるようです

店舗に着いたら誰も興味が無かったようなのでじっくりと吟味して購入しました(笑)

基本的にどの個体も状態は良かったので好みの問題でしたね

オスは30mm越えてる中で特に拘りなく選びました

メスはなんとなく褐色が強い個体にした記憶があります

黒っぽい方が好きなのですがこの時は何故か赤っぽい個体を選んだんですよね

まぁ必ず遺伝するものでもないですし次世代を見てその後どうするかを決めればいいかなと



7月23日に産卵セットを組んで持ち腹にて投入


DSC_2894


左:ホビー倶楽部さんのカワラ材
右:くわかぶプラネットさんのナラ特選材

マットはMDプロEXプレミアム、ケースはメガフードコンテナです

確かマットは底を固詰めしたと思います

ハザン産のルフォノ原名を組んだ直後だったのでマットに産む可能性を考えていたような

カワラ材は記憶違いでクワガタ横丁さんのカワラ材だったかもしれません

ルフォノ原名同様に削っているのは確認したので幼虫で回収するためにしばらく放置




10月30日に割り出しを行いました

あまり外側から幼虫が見えていなかったので多少心配でしたがいることは間違いないので安心の割り出しです


DSC_3434


蓋を開けるとこんな感じ

特に言うこともなくといった状態


DSC_3435


材を取ってみると幼虫が複数見えました

もう累代分はなんとかなるかなという数ですね


DSC_3436


カワラ材の裏を見てみるとこちらにも幼虫が見えました

なかなか期待できそうだなと材を割り、マットの中も探っていくと……


















DSC_3439



43頭爆産!!

いやぁ途中から嫌になりましたね……

割り出しやめようかと思いました(笑)

そもそもそんなにマットを詰めて用意してないよと

カワラ材からは10頭も出てこなく、ほぼマットからでしたね

特選材は腐ったであろう卵が沢山ありました

つまりは種切れですね

これだけ産んでるのに更に種切れって……

追い掛けしてたらとんでもない数になっていたかもしれません

とりあえず相当数確保できたので次世代以降のブリードも問題無いでしょう


2齢のメスは用意していた200ccプリンカップにMDプロEXプレミアムを詰めたものに投入

入り切らなかった分は430ccプリンカップにむし博士さんのギネスクワガタマットを詰めたものに2頭ずつ

2齢のオスはホビー倶楽部さんの既成800ccオオヒラタケに3頭ずつ投入しました

3齢のオスは430ccギネスクワガタマットへ単独投入

3齢オスで1番頭幅が大きかった個体を上記菌糸に単独で入れました

WF1ですがギネスを狙いますよ!

好きな種類ですしギネスサイズもそこまで手が届かない大きさではなさそうなので

何より混ざりの心配のないWILDからできるならとりあえずの目標にするのはアリでしょう


購入時ですが真夏だったためKUWATAフェスティバルで貰ったWILD PRIDEさんの保冷バッグを持参し、氷を現地調達してから店舗に向かいました

お陰で弱ることなく自宅まで持ち帰れたので良かったです

色がちょっと目立ちますけどデザインは派手ではないので使いやすいです

来年以降も積極的に使っていきたいですね





と、ここまでは11月上旬に書いていた内容です(笑)

その後は特に交換等はしていませんが菌糸に入れている個体は結構な確率で暴れています

ルフォノタトゥスにも見られていますが、菌種・粒子・水分量のどれか或いは全てが合って無さそうです

適合する菌糸を模索してもいいのですがこのサイズなら無難にマットで良い気もしてきます

ともあれ孵化時期から見てそろそろ蛹化する個体も出てくるはずですし、何かするにしても次世代ですね

サイクル早いクワガタは楽しい反面、サイズ狙いをしたいなら初動をしくじると為す術もないのが難しいところ

まぁ初飼育ですし無事に羽化してくれればとりあえずはOKということで




と、ここまでを2023年中に投稿する予定でした(笑)

飼育記みたいにしたほうが良いか?と思ってトライしようとしたものの、既に書いている部分に手を入れるほど暇がないため諦め……

あと一斉に活動開始したメスがやかましくなってきたので早めに手放したい為


羽化してきた最大個体のオス画像だけ載せて終わりにしようと思います



DSC_4083


DSC_4087


♂41mmでした!!

惜しくもレコードには届かず
(小型種の1.5mmは惜しくもなんともないですね……)

それでもこの辺りの種類ではなかなか踏み入れない領域の大きさのため実際に見ると「でっか!!」ってなります

前述の800cc単独飼育の個体です

最大の割に他のオスより早く羽化、既に活動開始してペアリングまで済

次世代に期待です!

後半暴れていた感があるので、冷やして幼虫期間を引っ張れれば頂きに手が届くかも?なんて考えています

ちなみに兄弟は全て30mm後半で長歯になりました

マットでも菌糸でも問題無く育ってくれて綺麗でカッコいい良いクワガタです

皆さんも機会があれば飼育してみてください!







以下、気が向いたら手を入れようと思う書きかけの記事






ついでなので一緒に購入したヒマラヤコクワガタとの比較も載せておきます


DSC_2887


サイズが違うのであまり参考になりませんが……

ヒマラヤの特徴としては
・大顎基部から湾曲して伸びる
・前胸背板側縁が丸みを帯びる
・ビシグナートゥスより一回り小さい

こんなところでしょうか

最近出回っているヒマラヤはチベット産が殆どだと思いますがアレは恐らくビシグナートゥスと思われます

顎が直線的に伸び、前胸背板側は丸みを帯びず、40mmを越えてくる