トキのカブクワ飼育記録

カテゴリ: ネプチューンオオカブト亜種ローチ

こんにちはトキです

ネプチューン亜種ローチ、俗に言うローチオオカブトが遂に蛹化しました!!

なかなか手が届かない所に配置していたがために放置しすぎていたのですが、先日手前のボトル等を整理していたところオレンジの角を発見

そういえばマット上のヌシになっていたやつがいたなと思い出して確認したところ既に蛹になっていました


それがこちらです!




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胸角の先端が少しヨレてしまっていますが基本的には綺麗な弧を描いてよく伸びてくれたと思います

大型カブトの蛹は迫力があって良いですねぇ

ネプチューンは角が長くなるのも相まって本当にカッコ良くて綺麗です



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参考までに体重を量ってみました

ネプチューン蛹の体重を量っている情報が全然見当たらないのでどうなのかはわかりませんが全長は145mmほど

羽化したら120mmそこそこくらいですかね

思ったよりも立派になってくれて嬉しい限りです

このままでは羽化不全になってしまうので人工蛹室を作って格納しました


飼育データ的にはこんな感じになります


2020/7/20 初齢
2020/10/4 30g 2Lブロー(たぶん)
2021/4/23 67g コバシャ小ケース
2021/8/17 75g コバシャ小ケース
2022/1/13 82g コバシャ小ケース
2023/3/11 92g コバシャ小ケース
2023/5/11 81g 蛹確認


最後1年以上放置してしまったのが悔やまれます

安全に行くためにヒナカブトにも対応できると言われている山陽ビートルハイグレードマットを終始使いました

ネプチューンなのでもっと添加の強いマットでも良さそうですし、より大型を目指すなら必須ですかね

ネプチューン原名亜種を飼育したことがないのでわかりませんが21℃前後でこのくらいのサイズなら普通に出るのかな……?

比較的高温でも飼育できると言われるローチが低温だと更に伸びるのかは気になるところです



他も確認してみたところ、1頭のオスを残して全頭蛹化したようです

雌雄の羽化ズレがほぼ無いので次世代ブリードはなんとかなりそうで一安心

ただ、残念ながらもう1頭のオスは窓を作ってバッチリ角曲がりになってました(泣)

僅差ながら最大体重の個体だったのですがやむ無し

というか後から気づきましたがなんでコバシャ小に突っ込んだんでしょうね……

いつ蛹化してもおかしくないのでそれなりのサイズのケースに入れるべきでした



孵化が2020年6〜7月なのでこれから羽化までを考えるとちょうど3年位ですね

やはりローチは長い

ネプチューン的には比較的高めの温度で管理したにも関わらず3年かかる辺りやはり特殊でしょうか

原名にも3年かかる個体はもちろんいると思いますがこの温度で平均が3年は無いのではと

これは割りと明確なベネズエラ産特有の差違になると思います

まぁそもそもローチの羽化報告が少なすぎるのでたまたま偏ってるだけの可能性も否定できませんが……

どちらにせよ成虫の見た目ほぼ変わらない、個体差による所が大きいので亜種分けするほどのものかと言われると、う~ん……

その辺りも含めてローチは動向を見守りたいですね



それでは今回はこの辺で〜



こんにちはトキです

ローチのマット交換×2のお話


前回の記事から今回までの間に2回マット交換をしたので連続で載せます

今回も使用マットは山陽オオクワ倶楽部さんのビートルハイグレードマットです



No.1


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7/20   初齢投入
10/4   30g コバシャ小投入 ♂判別
4/23   67g コバシャ小投入
8/17   75g コバシャ小投入
1/13   82g コバシャ小投入




No.2


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7/20   初齢投入
10/4   17g コバシャ小投入 ♂判別
4/23   74g コバシャ小投入
8/17   78g コバシャ小投入
1/13   86g コバシャ小投入




No.3


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7/24   初齢投入
10/4   21g 2Lブロー投入 ♀判別
4/23   50g 2Lブロー投入
1/13   63g 2Lブロー投入




No.4


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7/24   2齢投入
10/20 17g 2Lブロー投入 ♂?判別
5/8  67g 5Lタッパー投入
9/24   76g 5Lタッパー投入
1/13   86g 5Lタッパー投入




No.5


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7/24   初齢投入
10/20 24g 5Lタッパー投入 ♀?判別
5/8  47g 2Lブロー投入
9/24   56g 2Lブロー投入
1/13   57g 2Lブロー投入




No.6


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7/24   2齢投入
10/20 22g 2Lブロー投入 ♀?判別
5/8  44g 2Lブロー投入
9/24   52g 2Lブロー投入
1/13   56g 2Lブロー投入



以上の結果となりました

No.3に関しては1回交換するのを忘れていてかなり久しぶりの交換になりましたが他のメスより大きくなっているという謎現象が起きています

もしかしてオスの可能性も……?

オスは伸び率で言うとNo.4が+10gで体重トップに並びました

No.2は8月の交換の時に伸びなかったのが響いてますね

No.5,6はもう少し伸びても良さそうですがローチのメスの成虫サイズがいまいちわからないのでこのくらいが平均でしょうか


孵化から1年半が経過したので早ければ年末までに蛹化するかもしれません

これから1年かけて更にジワジワ成長するのかここで頭打ちなのかが見物です

まだ成長するのであればオスは100gに乗せて130mm超えを目指したいところ




さて、とあるSNSとネットショップにて2020年後半孵化のローチのWF3というものを見ましたが果たして本当でしょうか?

今の市場に出回ってるWILDからの累代は基本的に2016年にミカクワさんに入荷した生体からだと思います

ローチは一般的にネプチューン原名より幼虫期間が長いと言われています(3年が基本という噂)

どんなに早くても成虫まで2年かかり、さらに休眠期間を考えると次世代に繋げるのに2年半はかかるかと

もちろん例外的に早く羽化してくるものもいるとは思いますがそれでも2年は必要だと思われます

2代連続で例外が出れば辛うじて2020年内にWF3を孵化させることは可能かもしれませんが現実的ではないでしょう

そもそも2018年孵化WF2の情報自体ありませんし……

某SNSで見たWF3の購入元のラベルがどれも一緒のものだったことからも、どこかのショップがWF2と間違えて販売してる可能性が非常に高いと思ってます

もちろんミカクワさん以外の独自のルートで2015年以前に入荷していたのであれば話は別です

ショップであっても間違えることはあり得るので、もし手元にいるローチの累代が2020年孵化のWF3だったら1度確認したり周りの情報を集めてみることをオススメします



以上、余談を挟みましたがネプチューンオオカブト亜種ローチのマット交換でした!

それでは今回はこの辺でー



こんにちはトキです

今回は秘蔵っ子のマット交換のお話



時は遡ること2020年7月のKUWATAフェスティバル横浜

目当てだったツツイシカを購入し、あと1種類くらい買おうとフラフラしてました

グラントシロカブト安いなぁと悩んでいたところ、ある種類の幼虫が目に止まりました

以前興味があって探してみたものの殆ど販売されていなかった種類

お値段も手頃だったので5頭購入

それが表題の種類


ネプチューンオオカブト亜種ローチ

俗に言うローチオオカブトというやつですね


上翅に4本の毛のラインがあることと胸部2本の突起が下を向くように伸びることが特徴と言われています

が、正直個人的には眉唾でただの個体差位では?と思ってます

現にネプチューンでも上翅に毛が4列ある個体もいますし、胸部突起が下を向いている個体もいます

たまたま安かったから買いましたが正直大金はたいて買う種類かと言われれば……

とはいえあまり生体が出回っていないのは間違いないため、マニアの方や各産地のネプチューンを揃えている方にはたまらないのではと思います



とまぁそんな経緯で入手したローチの幼虫

購入元は樹液酒場さんで出どころも割りとはっきりしてるので本物だと信じて羽化を待つばかり


それでは早速成長具合を見ていきましょう

全頭一気にご紹介


生体情報
親:♂137mm(WF1)×♀64mm(WF1)同腹
累代:WF2
産地:ベネズエラ アラグア




No.1


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7/20   初齢投入
10/4   30g コバシャ小投入 ♂判別
4/23   67g コバシャ小投入





No.2


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7/20   初齢投入
10/4   17g コバシャ小投入 ♂判別
4/23   74g コバシャ小投入





No.3


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7/24   初齢投入
10/4   21g 2Lブロー投入 ♀判別
4/23   50g 2Lブロー投入





No.4


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7/24   2齢投入
10/20 17g 2Lブロー投入 ♂?判別
5/8      67g 5Lタッパー投入





No.5

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7/24   初齢投入
10/20 24g 5Lタッパー投入 ♀?判別
5/8   47g 2Lブロー投入





No.6

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7/24   2齢投入
10/20 22g 2Lブロー投入 ♀?判別
5/8   44g 2Lブロー投入





ということで最大74g、最小44gという結果でした

ちょうど♂3♀3ですね

素晴らしい!

孵化日は全頭6月下旬〜7月上旬なので割りと順調に成長しているかと

ちなみに使用マットは山陽オオクワ倶楽部さんのビートルハイグレードマットです

高額な種類なので高添加は避けて安全に行くことにしています



No.2の伸び率が凄まじいですね


確かコバエが湧いてマットが劣化してしまっていたために成長が遅れていたと記憶してますがここまで挽回してくれるとは……

このままじっくり成長していって100gを目指したいところ

まだまだ白味が残っていますし孵化後1年経っていないので十分に狙える位置にはいると思います


管理温度は22〜24℃ですが特に問題無さそうですね

24℃を越える事は殆ど無いので平均は23℃弱のはずです

ローチは低温だと3年以上、25℃以上だと2年〜2年半という噂がありますが我が家の温度帯ではいつ頃羽化してくるでしょうか?

孵化日が近いサタンとどっちが先に羽化してくるか楽しみです(笑)




さて、気づいた方も多いかと思いますが5頭購入と言いつつ6頭いるじゃないかと

実は購入する際に切りの良い金額にするために5頭購入したのですが想定した金額より多く取られてしまいまして

私も急いでいた為にその場ではスルーしてしまいました

後日問い合わせるとやはり手違いで多く支払っていたことが判明

過払い金が1頭の値段を超えていたので1頭追加で送ってもらう事となりました

その場で確認しなかった私にも落ち度はあるにも関わらず、誠実な対応をして頂いた樹液酒場さんにはとても感謝しています

お陰で雌雄の数も揃いましたしね(笑)

ちなみにその際に親の親の証明書コピーを同梱して頂いたのですが、発泡スチロールを捨てる際に誤って一緒に捨ててしまったようです……

まぁそこまで離れるとあまり効力のあるものでも無いとは思うのでそこまで気にしていませんが




そんなわけで6頭の幼虫の成長を気長に見守っていこうと思います。

それでは今回はこの辺で!

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