トキのカブクワ飼育記録

カテゴリ: その他

こんにちはトキです

2024年が始まりましたね

今年も現在の飼育種を列挙するところから始めようと思います




カブト
ヘラクレス原名亜種
ヘラクレス亜種モリシマイ
ネプチューン亜種ローチ
サタンオオカブト
ショーエンヘリーヘラヅノ原名亜種
ショーエンヘリーヘラヅノ亜種ウィンパー
ヘラヅノsp.(シボレーヘラヅノカブトとして買った何か)
ヒルタスヘラヅノ
シボレーヘラヅノ
ポリオンヘラヅノ
コルベヘラヅノ
エレファスゾウ
コツヤヒサシサイ



クワガタ
ビタリスフタマタ原名亜種
ビタリスフタマタ亜種コットン
ビタリスフタマタssp.
ムニスゼッチフタマタ
メルキオリティスフタマタ
ブケットフタマタ
マンディブラリスフタマタ原名亜種
マンディブラリスフタマタ亜種スマトラヌス
リノケロスフタマタ原名亜種
リノケロスフタマタ亜種chaudoiri
パリーフタマタ亜種パラドクサス
パリーフタマタ亜種エロンガトゥス
アドゥンクスフタマタ亜種イガラシアエ
フォルスターフタマタ原名亜種
ボーリンフタマタ亜種バミノルム
インスラリスキンイロ
ズギーリインカ
ノズノコギリ
ギラファノコギリ亜種ケイスケ
ファベールノコギリ
モーニッケノコギリ原名亜種
ドンキエルコクワ原名亜種
ドンキエルコクワ亜種ハンプイ
アローコクワ原名亜種
アローコクワ亜種マグダレイン
カチンコクワ
シネンシスコクワ原名亜種
マクレイコクワ
ネパレンシスコクワ
ウーコクワ
プセウダキスコクワ
バージニアコクワ
ヴェルニカトゥスコクワ
メリアヌスコクワ
ルフォノタトゥスコクワ原名亜種
ビシグナートゥスコクワ
ハイチュヌスコクワ(アカアシ中国亜種?)
カミジョウオオクワ(アンタエウス亜種ダテイ)
スペンスシカノコギリ原名亜種
フォルケプスシカノコギリ原名亜種
グラキリスノコギリヒラタ原名亜種
ヤンソンネブト
クプレオニテンスホソアカ




カブト13種
クワガタ43種


増えましたねぇ……

単品でブリードを断念した種類を除いてこの種類ですから困ったものです

とりあえず()書きしている種類についてちょっと説明していきます


・ハイチュヌスコクワ
ドルクスグッズさんにて購入しました

産地は四川省涼山

幼虫採集羽化個体でF0扱いでした

上翅が黒で腹が赤なので福建省辺りのタイプAに近いです

ただし小型個体ばかりで顎もスラッと真っ直ぐ伸びていたためアカアシクワガタの中国亜種なのでは?と思ってます

幼虫も全く大きくならないのでハイチュヌスでないことはほぼ間違いなさそうです


・カミジョウオオクワガタ
これは1回記事を書いているので詳細は省きますが、恐らくアンタエウスの同定ミスです

2本目への菌糸交換で40g越えやそれに迫る体重の個体が複数出ています

2023年に更新されたレコードでさえ幼虫の最終体重は32gらしいのでまぁ間違いなくカミジョウではないでしょう

同じラムドン省のダラットにはアンタエウスが生息していて、ベトナム南部の個体群は亜種ダテイに分類されているのでこちらになるのではないかと思います

それにしても孵化後半年も経たずに40g越えるとかアンテって凄いですね


・ヘラヅノsp.
2022年3月にランバージャックさんにて購入しました

実はその時にシボレーヘラヅノカブトは2産地入っていて

エクアドル スクンビオス県 ラ・ボニータ
エクアドル カルチ県 ベジャビスタ

となっていました
(厳密には県名はありませんでした)

ブログ内で明言したことがあったか覚えてませんがシボレーヘラヅノがめちゃめちゃ好きなのでどちらの産地も購入

ただし1つ問題があって、ベジャビスタ産の方はメスが全体的に黒くて小型だったんですよね

ランバージャックの髭店長に聞いてみるともしかすると別の種類かもしれないと

オスは確かにシボレーだったのでものは試しとブリードしてみた結果、全く違う種類が羽化してきたということです

形的にアレかな?という予想はついているのですが個別記事にしたいのでここでの言及は避けます

ちなみにボニータ産は失敗しまして、2023年に入荷したシボレーを再度購入してブリードに挑戦していますが成果は得られていません

土中生活が基本な見た目をしているので、その辺を再現しないと産まないのかなと予想して色々手を打っています


以上が()書きの種類の解説でした

同定する目や知識が養われていくのもクワカブ飼育の醍醐味ですね



飼育している種類を書きましたがついでに今年ブリードに挑戦して失敗したために上のリストにいない種類も列挙してみます


カブト
ヨツボシヒナ


クワガタ
パリーフタマタ亜種ディロレイ
エラフスホソアカ
ヒマラヤコクワ
ルフォノタトゥスコクワ亜種ギセラ
デンティクルスゲンシミヤマ
スツラリスノコギリ
スピネウスノコギリ
フラビドゥスノコギリ原名亜種
フラビドゥスノコギリ亜種ボルネオエンシス
カネギエーテルノコギリ
スクアミラテリスノコギリ原名亜種
スペンスシカノコギリ亜種マンディブラリス
フェイスタメルシワバネ
パプアキンイロ
ウエストウッディ亜種カズミアエ



こちらもそこそこ種類いますね

何種類かざっと経緯を書いてみます


・パリー亜種ディロレイ
今年こそはと2ペア購入したにも関わらず適当なセットに放置してしまい、前回より酷い有様で失敗

パラドクサスとかエロンガトゥスみたいに真面目にやれば少なからず採れるはずなのにこの体たらくです

来年のWILDを待つのもアレなので1回飼育品から始めようか真面目に考え中です(笑)


・エラフスホソアカ
クプレオニテンスホソアカの成功に気を良くして特攻して失敗

やっぱり私にキクロは無理みたいです……

アリストさんから1ペア購入したのですが1ヶ月ほどで産卵管が飛び出して終了

悔しくてランバージャックさんに入荷したペアを購入するも撃沈でした


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左:ランバージャック
右:アリスト

それぞれで購入したオスですがランバージャックさんで買った方コレトルンカートゥスですよね?

大顎基部に少し黄紋が出ているものの基歯の先端が潰れているというか断面のようになっています

入荷した中で1番小さい個体でしたがトルンカートゥスならそれも納得です

帰宅してから気づいたので特に返品とかもしませんでしたが、これ間違うんかい!とは思いましたね


・フラビドゥスノコギリ
こいつが今年1番の問題児でした

いやフラビドゥス自体にはなんの罪も無いんですけどね

アリストさんからカリマンタン産を2ペア、スマトラ産を1♂2♀購入しました

そのうちフラビドゥスノコギリのメスが来たのはカンマンタン産の最初の1頭のみ!!

他は全部別の種類でした……

カリマンタン産は恐らくエレガントゥルス

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スマトラ産は恐らくカネギエーテル

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こんな感じで挑戦すらまともにさせてもらえませんでした

カリマンタン産は参考画像しか無かったため自衛手段なく……

スマトラ産に関しては出品画像は実物だったのですが、エレガントゥルスじゃないということに安心してしまって他の部分の違和感を放棄してしまったので自爆です

正しい種類を買うのって難しいんだなと思った1年でした


・フェイスタメルシワバネ
年始のミカクワさんの福袋にて購入

記事も書くつもりだったのですが失敗した種類はどうしても優先度が下がるためまだ書けていません

マットはミカクワさんの無添加発酵マットを使用し、20℃ほどで管理

数日で3卵採卵できたものの全て腐ったので割り出さずにいたら今度は幼虫で全て溶けてました

幼虫の頭だけがチラホラ残るマットを崩していくのはなかなか無い経験でしたね

産卵させるだけならなんとでもなることがわかったので自分なりに幼虫飼育の仕方を考えられたらまたチャレンジしてみたいです


・ウエストウッディ亜種カズミアエ
こちらもミカクワさんで購入

2便目で安くなっていたのでそろそろ手を出してみようかと思い立ちました

材を色々やり繰りして少し手応えを掴みましたが7連続空砲をくらい、最後は産卵管が飛び出して終了

今まで産卵管飛び出しなんて経験したことが無かっただけに2023年だけで2回も起きたことに驚きました

カズミアエの産卵管飛び出しに関しては報告事例が多く、仮説を立てている方がいらっしゃって凄く興味深かったです

もし当たっているなら野外品でも産まない報告が相次ぐ理由がわかりますね

購入する側ではどうすることもできないので解決できるかはわかりませんが……



以上、飼育中の種類と2023年に失敗した種類の紹介でした

こうして列挙するとどの種類が好きか、力を入れているかわかりやすいですね

カブトは圧倒的にヘラヅノが好きなので手当り次第挑戦しています

シボレー以外は産卵から幼虫飼育も凡そ問題無いのでシボレーはなんとか攻略したい

あと11月にミカクワさんに入ったコルベ、こやつが動き的に未交尾っぽくて敗色濃厚です

エサは食べるんですけど全く動き回らないんですよね

ヘラヅノって土中生活系以外は基本産卵場所を求めて動き回ることが多いのですが、それが見られないのは掛かってないからじゃないかなと

実際2メス入荷してもう1メスはミカクワさんでブリードしているみたいですが産まないそうです

ヘラヅノはこういうことがそこそこありそうなので購入する際はペアを基本線に考えたほうが良いかなと思ってます


クワガタはフタマタが1番好きで次点でコクワ、小型ノコギリといった形

フタマタは大陸系は記事を書いてもいいと思っているのですが、ネシア系はブラックボックス状態なので羽化してくるまで記事は書かないつもりです

この記事を見てもらったらわかる通り同定ミスを引きすぎているので(笑)

2023年はビタリス亜種コットンのリベンジができたりアドゥンクス亜種イガラシアエに出会えたりとフタマタ好きには良い年でした

続けれるかまだ怪しいですがWILDでバミノルムやエロンガトゥスをできたのも良い経験です

コクワはヴェルニカトゥスに出会えたのが地味に嬉しかったですね

まだセット解体してないのでどれくらいいるかわかりませんが複数幼虫見えているので一安心です

そこそこの数が入ってきていたので血の入れ替えには困らないかなと思います

小型ノコギリ系は失敗が多かったのが反省点ですね

成功して得られたものもあったので2024年に活かしていきたいです



いい加減キャパオーバーなので引っ越して広いブリードルームを作りたいですね

狭すぎて作業に支障が出て進まないなんてことを解消したいです

死角があることによってこのケース(ボトル)なんだっけ問題が発生してしまうのも困りものなので……



そういえばヤフオクに販売した生体を購入してくださった方、ありがとうございました

雲南省産赤ドンキとローチを購入していただいたお陰で用品代や生体代に回せました

この場を借りてお礼させて頂きます

ローチの方は11月に未使用と偽って転売されてた気がしないでもないですが……

説明文がこのブログに記載してあることそのままでサイズもご丁寧に♂♀1mmずつ小さくしただけ

あえて出品時に使用していなかった真上からの画像があるのですがフォルムがほぼ完全一致

限りなく黒に近いグレーです

その後の評価等の形跡が見えないので釣り上げに失敗したかなにかだと思いますが、もし転売の方の落札者がいたら今後気をつけてください

私が売った際に落札者から交尾しましたと連絡が来たので間違いなく卵抜かれてます

購入から1ヶ月半くらいで出品されてますしね



話が逸れてしまいましたが昆虫業界の黒い面にも触れた1年だったということで

今年も羽化してきた生体を販売に回して少しでも用品代に還元できたらなぁなんて考えています

うちは割りと少数精鋭になりがちなので羽化ズレとかすると累代すら危うくなるのですが(笑)

もし見掛けて気になっていた種類であれば検討してみてください



今年も最低月イチ更新を目標にのんびりやっていきます

それでは今回はこの辺で!



こんにちはトキです

今回はBE-KUWAで特集されてフタマタ熱が上がっている方もいると思うのでビタリスフタマタの各亜種を生体で比較していこうと思います

※途中まで書いたのに一回全部吹き飛んだので若干文章が抜けてたり雑だったりする部分があります



まずはこちらの3種類


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左:ビタリス亜種ツカモト   75mm
中:ビタリス原名亜種           77mm
右:ビタリス亜種コットン   74mm


ツカモトのみブリード個体で他はWILD個体になります

ツカモトは当然として原名とコットンも結構違いがありますね

ちなみに撮影したのは去年なので全てもう手元にはいません



更に2匹ずつ比較していきます

まずは原名(左)とコットン(右)の比較


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コットンは良く言われている通り原名亜種に比べて顎の発達が悪く、基部の外側への湾曲が強いです

あとは頭部がより艶消しな気がします



次にツカモト(左)と原名(右)の比較


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ツカモトの特徴は大顎がスラッと伸びて先端に行くにつれて先細り、前胸の形が長方形になる(他亜種は台形)、大顎基部の双葉突起の上側が短い、双葉突起の上に必ず内歯が出現する(小型は除く)

こんな感じでツカモトだけ凄く差異が多いです

この辺が一部でツカモトが独立種と言われた由縁かと思いますね



ツカモトが別個体になりますがコットン(左)とツカモト(右)の比較


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このツカモトは60mm台ですが顎の長さは同じかツカモトの方が長いかも?

コットンの顎の発達がいかに悪いかがわかりやすいかと思います

ツカモトが長すぎるというのもありますが……



そしてssp.(左)と原名(右)の比較


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左:ビタリスssp.            75mm
右:ビタリス原名亜種   78mm


ssp.のブリード個体の画像が出るのは初めてかも?

2022年5月にPLANET OF BEETLEさんに入荷された生体を購入し、累代した個体です

親は入荷最大の71mmでしたが親は越えてくれました

何故か1メスに掛けたら符節が全部飛んでしまいましたが……


ssp.の特徴はツカモトと同様に大顎基部の双葉突起の上に内歯が出現することです

親も含めて100%出現しているので明確な差異だと思います

原名でここに内歯が出る個体はほとんどいません

他の内歯の出方もツカモトに近いですが、前胸の形はツカモト以外の亜種に近い台形でした

双葉突起の長さも原名等とほぼ同じ

なんとも難しい種類です

地域変異と言われればそうかもしれないし割りと明確な差異は見られるので別亜種としても問題なさそうではあります


それはそれとしてここで原名として出した個体の産地がベトナム・ライチャウなのですが、現在は原名として流通しています

ただBE-KUWA87号ではこの産地の個体はタイ亜種コットンに含まれているんですよね

顎はしっかりと伸びるので原名な気がしますが最大内歯が若干先端寄りなのが気になります

こちらも難しい……

コロナ前に入って来て以降は入荷が無く、この個体でWF5なのでそろそろ累代的にもキツそうでいつ途絶えてもおかしくないです

というかうちではもはやメスが探したらいるかもレベルなので風前の灯火です

ちなみに1番最初の3種比較はイェンバイ産なので原名亜種で間違い無いと思います



さて、ここでビタリスのブリードについても触れておこうと思います

とはいえ私はビタリスはツカモトから入ったのでツカモト以外の感覚はあまり参考にならないかもしれません

ただ、ビタリスに共通していることはフタマタと思って材選びをしない方が良いということです

ここまでで後はぼかそうかと思いましたが最近はSNSで同じような内容を発信する方が出てきたのでズバリ書きます

ぶっちゃけて言うなら固い材を使ってください

大体の方はフタマタと言われたらフォルスターとかを想像して柔らかい材を使うと思いますがそれが落とし穴です

他亜種はなんとかなるかもしれませんが、ツカモトは柔らかい材はそもそも噛りすらしません

騙されたと思ってオオクワガタに使うような材を入れてみてください


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大袈裟に言うならこのくらいの材で良いです

断面には何も刺さらないくらい固いですが産みます

ただし、このレベルだと固すぎてメスが埋め戻しする途中で潰したり、割り出す際に潰してしまったりするのでもう少し柔らかいものを選ぶのが無難です

この材は実際にビタリスssp.に使用していますがセットしてから他のことを30分ほどしている間に


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ちょっと見えづらいですがすぐに削り始めました

一心不乱にこの材を削っているのでやはり感覚は間違っていないようです


フタマタはクヌギ材よりナラ材の方を好む傾向にあるのですが市場に出回ってるナラ材は固いものが多いので選択肢から外れがち

でも固めを好むビタリスならその固めのナラ材がバッチリハマるのでナラ材を積極的に採用するのが良いかと思います

用意できるなら固めのブナの天然カワラ材が最高です

お高いので選択肢の一つとして考えるのがくらいで大丈夫ですが……

ツカモトの感覚を掴んだ材なんてフォーテックさんのちょい細材でまとめ売りされているナラ材でした

当時の金額を忘れてしまいましたが1本辺り200円かそれ以下くらいだったと思います

そのくらいのものでバクテリア加工しなくても1本で15個ほど採卵できたので高い材ではなく合う材を探しましょう

こんな感じでツカモトに合う材を選んだら自然と他の亜種にも対応できるようになったので他亜種の難易度感覚が私はわかりません

初めてビタリスをブリードする方には難しいかもしれないので、困ってこのブログにたどり着いた方はとりあえず上記の材選びを意識してみると良いかと思います



以上、ビタリスの亜種間比較とブリードについてのお話でした

ベトナム便がまた入荷するようになってこの時期はビタリス原名が入ってきてますね

去年は9月にコットンが入荷したので今年も期待したいところです

何故かと言われると失敗したからです(笑)

ハズレメスを引いたのか持ち腹で産卵させて全腐り、追い掛けしても全腐りで幼虫を見ることすら叶いませんでした

コットンが流通していないのはもしかすると孵化率が悪いのが原因なのかもしれませんね

まぁまだ1メス試しただけなので近いうちにまた検証できたらなと思っています


ツカモトが一昨年PLANET OF BEETLEさんに入荷したのも9月でしたね

入荷最大の♂86mmが届いて1週間で落ちたのは良い思い出です

一昨年はWILDとブリードの2ラインでブリードして去年から今年にかけてどちらも羽化してきました

ただ、忙しい時期にカチ合ってしまいあまりにも適当なセットを組んだ結果、空砲を連発されてどちらも繋げられませんでした

ちなみに7月のKUWATA横浜でWild Villageさんからツカモトを購入してます

小さいサイズなのに強気な値段だったので一般入場付近まで残っていました

直近でヤフオクに出ている累代品の成虫ペアは曰く付きの方が出品していて買えなかったので良かったかなと

悪い評価がつきすぎてアカウントを変えたようですが

私も人生で初めて悪い評価を付けた方です

話がそれましたが購入したペアにプラスして成長不良で長らく幼虫をしていたメスがベストタイミングで自力ハッチしてきたので♂1♀2で今年は挑みます


後はラオスのミヤシタですねぇ

全然入ってきてないので国内は途絶えているのではないでしょうか

今年こそは入ってきてほしいものです


ssp.に関してはどうなんでしょう

ベトナム中部の個体群は全く入って来ないですね

四川省のは私以外に購入した方はいるのかな?

私が真っ先に購入して以降は2ヶ月くらい在庫が変わらなかった記憶があるので……

ビタリスのフォルムとても好きなのでssp.含めて制覇するのが野望です(笑)




最後に単体の画像を張って終わりにします
(ツカモトだけ単体画像ありませんでした)


Hexarthrius vitalisi vitalisi


DSC_1998




Hexarthrius vitalisi cottoni


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Hexarthrius vitalisi ssp.

WILD
DSC_1415


WF1
DSC_2954



もう少し上手く撮れるようになりたい……!!

それでは今回はこの辺で!



こんにちはトキです

シネンシス(チュウゴクコクワ)についてのお話です

年始の記事で飼育種にシネンシス原名とセメノウを書きましたが今回はそちらには触れませんので悪しからず

本来はシネンシス原名と一緒の記事にする予定でしたが長くなりすぎてどちらが本文かわからなくなったのでこれはこれで単独の記事にします




色々と物議を醸すシネンシスシリーズですが年始にかなり動きがありました

大理市のシネンシスがsspとして結構な数入ってきましたね

これまで大理市のシネンシスは亜種コンコロールとされていて確か記載もあったような気がします

実際に同じ時期に入荷してコンコロールとして販売しているところもあるようです

ただし、内歯が広がるのが特徴のコンコロールに比べて大理市のシネンシスは内歯があまり広がらないようです

前胸背板の切れ込みの幅はそこそこ広いのでその点ではコンコロールに近く、サイズがしっかり大きくなれば内歯も広がるらしいのでその点ではコンコロールかもしれません

大理市のシネンシスでコンコロールのtype標本の様に内歯が広がっている個体は画像ですら無いのでその情報自体が正しいのかは定かではありませんが……

さて、問題は大理市のシネンシスでは無くヤフオクで販売されていた四川省涼山のシネンシスです

あちらもシネンシスsspとして入荷しています

去年の11月と今年の1月に同じ産地のシネンシスがコンコロールとしてPLANET OF BEETLEさんで販売されました

その時のシネンシスは間違いなくコンコロールと言えるほどtype標本の様に内歯が広がっていて特徴が出ていました

しかしヤフオクに出品されているのはサイズは大して変わらないのに内歯幅が狭い

色々と疑問に思ったので質問しましたが的を射ない回答でした

ぶっちゃけて言うなら大理市のシネンシスをキャッチャーに騙されたか販売している本人が偽装して販売していると思ってます


ヤフオクの質問にも書きましたが入ってきているタイミング、生体の特徴が大理市のシネンシスsspとほぼ同じです

なんなら販売する時の文言も「新亜種になると思われます」ってところまで一緒です

そんな偶然そうそう無いでしょう

そりゃもちろん0とは言いませんが全く同じ時期に同じ名前の種類が別産地から入ってくるのはさすがに……

逆に興味が湧いたので私も入札はしてみました

うちのシネンシス原名が健在なうちに見比べたいのと次世代で何が出てくるのか気になったためです

さすがにあの値段を出す気にはなれなかったので超された時点でやめましたが

恐らく大理市のシネンシスと同じ形のものが羽化してくると思います

最初から疑って購入し、次世代を流出させないのであれば問題ありません

「別産地の新亜種になるシネンシスが手に入った!」という純粋な気持ちで購入した方はこのブログが目に止まったら次世代を繁殖させるまでに留めて販売しないことを強くオススメします

シネンシスの産地毎の分類自体がそもそもわからねぇ!と言う方はPLANET OF BEETLEさんの1/21更新のブログを見てみると少なくともここ最近のシネンシスについては知ることができます

アレはアレで大理市にコンコロールはいないと書かれているので疑問が残りますが分類が再編されたのか、そもそも通称としてコンコロールが使われていただけで本当に大理市のはシネンシスssp(俗に言う怒江亜種)なのかもしれません

実際問題ずっとシネンシスと言われてきたのに2013年に四川のはセメノウに分類されたわけですし、その四川にもセメノウの特徴が無いシネンシスが発見されているわけで……

もはや大理市のシネンシスはコンコロールと声を上げれる状況では無いかと

麗江市のものが一般的に認知されてるコンコロールの形だと思いますが、麗江市に比べて大理市のシネンシスは前胸背板の切れ込みや内歯の幅が比較的狭いんですよね

あそこまでの範囲を一緒くたにコンコロールと言うのであれば黒くて前胸背板に切れ込みがあれば全てコンコロールで通じるのでは?と思わなくも無いです

切れ込み以外の前胸背板の形で判断しているのであれば話は別ですが

涼山産のシネンシスはコンコロールじゃなくね?って言ってる方をちらほら見ますがそういう方々で、大理市のもコンコロールじゃなくね?って言ってる人いないんですよね、不思議です

形で判断してるなら大理市のこそコンコロールかを疑うものだと思うのですが……

話が逸れてしまいましたが少なくともシネンシスのようなややこしい種類はヤフオクで、しかも身元不明の人から買うのは避けるのが賢明です(匿名配送はアカンすよ!)


シネンシスとは別(でもない)ですがj-01とかj-02という名前のマットを販売しているショップさんがヤフオクに出してる涼山セメノウsspはさすがに良くないと思います

どこにセメノウの特徴が出てるのか説明していただきたいくらい

内歯幅が広くて前胸背板の切れ込みは原名かそれ以上

涼山産がsspかコンコロールかというレベルの話をしている時にセメノウsspをぶっ込んでくるのはある意味凄い

アレをセメノウって言うショップからはさすがに何も買えないです……

まぁ分類が再編されて前胸背板の切れ込みと内歯幅が広かろうが四川省のはセメノウ!ってなる可能性もありますがそうなったらもう外見で判別するのは不可能に近いですね



長々と書いてしまいましたが私個人の意見なので本当に参考程度に見てください
(こいつなんか言ってるな程度で)

シネンシスは見解がありすぎてどうにもならないので

①過去に入荷実績があるショップからWILDで購入する
②血の入れ替えはしない
③無闇矢鱈に販売しない

この辺を意識するのが良いかと思います

①については名のあるショップでも上翅が赤い個体をセメノウとして売っていたりするのでそこは気をつける必要があります



文字ばかりの記事で申し訳ないですが今回はこの辺で


新年明けましておめでとうございます、トキです

2022年最初の記事ということで何を書こうか迷った結果、飼育種をまとめた記事を書こうと思います



カブト
ヘラクレス・ヘラクレス
ヘラクレス・オキシデンタリス
ヘラクレス・モリシマイ
サタンオオカブト
ローチオオカブト
マルガリータヒナカブト
コツヤヒサシサイカブト

クワガタ
フォルスターフタマタ亜種ニシ
アドゥンクスフタマタ
ムニスゼッチフタマタ
マンディブラリスフタマタ
ビタリスフタマタ原名亜種
ビタリスフタマタ亜種ツカモト
サヌチフタマタ
カワノイシカ
ツツイシカ
ローゼンベルグオウゴンオニ
モセリオウゴンオニ
ババオウゴンオニ
シネンシスコクワ原名亜種
アローコクワ原名亜種
セメノウコクワ
ドンキエールコクワ原名亜種
ネパレンシスコクワ
ギラファノコギリ亜種ケイスケ
ノズノコギリ
ウォーレスノコギリ
ミラビリスノコギリ
ファベールノコギリ
ドウイロ
ムナコブ
イグジミウスホソアカ
ケルブスミヤマ
アクベシアヌスミヤマ
ユダイクスミヤマ
テトラオドンミヤマ亜種シチリアヌス



こんな感じです

もしかすると抜けがあるかもしれません

亜種分けはそれっぽく適当に書いたので統一感が無くなってしまってます

本来はモーレンカンプオウゴンオニ亜種モセリとか書かなければいけないと思うのですが面倒なので……

こうみると種類だけは無駄にいますねぇ

まだブログで紹介してない種類も沢山いますし現時点で累代が途絶えることが確定している種類もいます

今年はもう少し頑張って更新して沢山の種類を紹介していきたいと思ってます

忘備録的にもそうあるべきだと思うので(笑)



飼育種の話をするとヘラヅノカブトをやりたいんですよね

一昨年悩んだ末諦めたシボレーヘラヅノカブトとか去年のWILD入荷を待ってたのですが結局来ませんでしたし、ヒルタスヘラヅノはミカクワさんに入ったようですがやたら高くなってますし暫くは無理かもしれませんが……



さてさてダラダラと書いてしまいましたが現時点で飼育している種類の紹介でした

あまりこまめに更新できるブログではありませんが飼育種が被っている方や産卵セットを知りたいという方はチラッと覗くと欲しい情報があるかもしれません

それでは、今年も宜しくお願い致します



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