トキのカブクワ飼育記録

カテゴリ: マクレイコクワ

こんにちはトキです

今回はマクレイの菌糸交換のお話


2023年4月7日にマクレイの一斉菌糸交換を行いました

この段階で我が家のマクレイ幼虫は全部で7頭

そのうち画像を撮ったのは6頭だったのでその6頭を載せておきます



まずは2回目割り出し組から


DSC_2344


DSC_2345


Eカワラ200ccプリカに入れていたものです

交換が遅くなってしまった感は否めないですが1回目組より遅く孵化したことを考えればまぁ妥当な体重かなと

以前のマクレイ記事で書いていた成長が遅い感じも見られないため問題無さそうです



そして1回目割り出し組


DSC_2346


DSC_2347


DSC_2348


DSC_2349


びっくりするくらい同じ体重

そして困ったことにこの画像では判り辛いですがどれも卵巣の様なものが見えていました

……え、全♀?

ドンキ系と違って細いのでメスでこの体重になるのかわかりませんが全オスでも困りますね……

オスだった場合は雌雄判断を卵巣の有無でできないということになるのでそれは次回の参考にしましょう

ちなみに画像がない1頭は成長が遅かったと書いていた個体なのですが相変わらず他より小さく、成長度合いが芳しくなかったので体重も計っていません

偶にいる虚弱な幼虫かなと


全て既成Eカワラ800ccに投入しました

5月下旬現在、蛹室を作成しているような個体がいるので蛹化したら雌雄の答えが出そうです

マクレイの平均的な幼虫期間がわかりませんが1年未満はさすがに早いかなぁ……?

全メスであれば納得ですがオスだとすればやはり温度が高いのが原因でしょうね

まぁ21℃前後で羽化まで行けることがわかればそれはそれで大きな収穫なので良し!


前回3セット目に投入したと書いたと思いますが全く食痕が見えなかったため、やはり産まなかったかと割り出したところ1頭だけ3齢幼虫が出てきました

これで我が家のマクレイ幼虫は8頭になりました

メスは投入後すぐに産んでその後は寝ていたっぽいですね

まだ存命なので今年も追加できればと思って近々またセットを組もうと思います

1度も産卵していない方のメスはどうにもなりません……

産卵させてないのに動きは弱々しい、とはいえ落ちずに細々と生きているという感じで掴み所がないです

マクレイのやる気スイッチを見つけられるようになりたい……



マクレイの続報としては以上になります

もし蛹室っぽいものを作ってる個体が蛹化したらまた更新するかもしれません

蛹体重とか知りたいですしね

情報が足りな過ぎるので得られる情報はなるべく多い方が良いということで




と、ここまで書いておいて更新しようと思っていたのですが6月に入って蛹化した個体がいたため掘ってみました


DSC_2671


まぁ、そうですよね……

小さなオス蛹で7gという結果

他はまだ蛹化してませんがこの分だと9g前後は全てオスのようです

2回目割り出し組にメスがいることを祈りしょう

2サイクル目に入れたら今度こそ低温で管理しましょうかねぇ

同じ温度で別の菌糸、違う温度で同じ菌糸を試せるくらい採れたら良いのですがはてさて……



それでは今回はこの辺で〜



こんにちはトキです

今回は難攻不落ドルクスの一角マクレイコクワのお話です

とはいえ最近は少しずつ産卵報告や羽化報告も増えてきて以前ほどの難攻不落感はなくなりましたね

ブラナウンの方がよっぽど難しいとかなんとか

そんな種類に経験不足の私が挑むのはおこがましいのですが当たって砕けろの精神です


PLANET OF BEETLEさんで5月に入荷したWILDトリオを購入しました


DSC_1621


DSC_1645


DSC_1642


DSC_1650


学名:Dorcus macleayii
和名:マクレイコクワガタ
産地:チベット メトク県(Tibet Autonomous Region Motuo County)
サイズ:♂47mm ♀35mm ♀33mm
累代:WILD(材割採集)


良い色合いしてますねぇ

赤ドンキとはまた違ったオレンジ系の色合いでこれはこれで綺麗です

紅葉みたいな色という表現が個人的にはしっくりきます



なんとなんと産卵していました


DSC_1763


DSC_1764


保湿用に挟んでいたティッシュを埋め込みに使っていたのが印象的でした

もしかしたらそれなりに水分が無いとダメなのかも?なんて思ったり思わなかったり



8月25日には孵化しているのを確認


DSC_1767


種有りも確定しました

この幼虫は潜っていく気配が無かったので後日Eカワラ200ccプリカに移動しました

適応出来るか心配だったので穴を空けたところに産卵1番を敷いて投入

現在も落ちることなく生存しています



産卵していることが確認できたので下手に刺激せずしばらく放置することにしました

見落としがあっても良くないのとせっかく菌床産卵させてるので生かさないとと思いまして……


少し後から幼虫が複数頭見え始めたのでそれはそれは嬉しかったです



11月25日に満を持して割り出しを敢行しました

遅すぎて菌糸が無くなりかけていたのでもっと早くやるべきでした(汗)


DSC_2105


割り出し直前の様子です

側面から3齢幼虫が見えていますね


DSC_2106


このセットからは4頭の幼虫が得られました

少ないながらもマクレイで複数頭確保できれば上々です


DSC_2107


DSC_2108


DSC_2109


DSC_2110


体重はこんな感じで1頭だけ4gで残り3頭は6gでした

卵巣が見えにくいのか全部オスなのかわかりませんが判別に足る材料が無かったので判別はせず、4頭ともEカワラ800ccに投入しました

今のところ潜ってはいるようなので問題なさそうです

あとは落ちずに成長してくれることを祈るのみ



ここまでが第一セットでした

この産卵したメスは8月25日に即時次セットに投入していて、そちらも幼虫が確認できていたのでこのタイミングで割り出すことに


DSC_2111


こちらも割り出し直前です

食痕が走っているのがわかりますね

とはいえ1頭しか確認できておらず、時期的にもう少し様子をみたいなというのが本音でした


DSC_2112


結果としては2齢幼虫が2頭と少し物足りない感はありつつもマクレイで2セット連続で複数産卵が確認できたのは大きな成果です

この段階だと片方には卵巣が見えたので雌雄ペアと判別しました

思いきって800ccに入れるか迷ったのですが200ccが余っていたのと少し懸念点があったのでそちらに投入

こちらも食い進んでいるのが確認できています

懸念点というのは最初に確認した幼虫のことで、実は未だに2齢をしています

同時期に産んでいるであろう他4頭が3齢でそこそこ成長していることを考えると遅いです

早い段階でEカワラに入れてしまったことが原因だと思うので、グリードSLに比べて添加が強いからか粒子が粗いからのどちらかかなと

Eカワラも決して粒子が粗い方では無いですけどね

他種ではあまり気にしていませんでしたが粒子に少しうるさい可能性を考えて今後は様子を見ていきたいと思いました




メスは2セット目に投入後、全く姿を見せなかったので不安でしたが健在でまだまだ元気だったので再セットを組みました


DSC_2113


結構前に購入して置いていたグリードSLです

セットしてみたものの時期的に休眠に入る可能性もあるので様子を見つつ産卵している気配が無ければそのまま常温に移行しようと思います

10度前半でも活動する噂もあるので色々見ていきたいですね

今のところは即穿孔して以降、姿を見せていないのでとても判断に迷います

もう1メスは穿孔すらしていないので産む気があって穿孔した可能性も十分にあるため1月頭くらいまでは様子見でしょうか

さすがに卵や初齢の段階で常温にしてしまうのはリスクが高いので……



ということで難関種マクレイコクワの入手〜割り出しまでの記事でした

ぶっちゃけたまたまメスのスイッチが入ってたまたまグリードSLに産んだ感じなので攻略には程遠いですね

とはいえ20〜22℃で問題なく産卵〜幼虫飼育までできることが分かっただけでも大きな収穫です

あとは無事に羽化まで行ってくれること願います

それでは今回はこの辺で!




このページのトップヘ