こんにちはトキです

今回はベルニカトゥスコクワガタのお話



ビシグナートゥスコクワガタの記事でランバージャックさんでアルナーチャル便を購入した旨を記載したと思います

その際に同時に購入していたのがこのベルニカトゥスです

というかこちらが本命でした



①親入手

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学名:Dorcus vernicatus
和名:ベルニカトゥスコクワガタ
産地:インド アルナーチャルプラディーシュ州 ディバンバレイ
サイズ:♂♀free
累代:WILD


インド北東部のものはベルニカトゥスで正しいと思います

オスの内歯が広がらないのが特徴かなと

頭楯の形もクサカベ辺りと比べると違いが見て取れますね

なかなか入荷が無い割りにお手頃価格で入手できました

産卵方法など全く情報が無いため試行錯誤するしかありません

とはいえ累代の成功例はあるようですしそこまで難しそうな見た目はしていないので気合を入れ過ぎないようにしていきます


このくらいのサイズになると小さくて撮影環境とスマホカメラの限界を感じますね(笑)





②産卵セット(2023/7/29)

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産卵木
左:君嶋きのこ園クヌギ極柔
右:くわかぶプラネットナラ特選材

マット
ばくさん君SP特Aマット

温度
20℃前後


マットにも産む可能性を考えて発酵が浅く微粒子のマットをチョイス

材もそれなりにお高いものを使いました(笑)

購入した時は極柔材の使い道があまり思いつきませんでしたが小型のコクワやノコギリには一先ず試してみるものとして最適解になりつつあります

2023年では使いませんでしたがキクロにも相性が良いです





③羽化

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ちっちゃい!!

小さくてピント合わないわ動き回るわで撮影が大変でした

独特な大顎とピカピカの上翅が良いですね〜

ビシグやヒマラヤもそうですがインドのコクワガタは光沢が強い種類が多いですね



割り出し等の画像が無いのは産卵セットで羽化させたためです

あまり数が多くなさそうだったのとそもそも20mmに満たないような種類なので環境変化させるよりも現状維持を選びました

厳密には材から2頭だけ割り出しました

そちらも無事に羽化、活動開始しているので特に環境変化に弱い等は無さそうです

マットからは羽化した♂1♀4と蛹♂5♀1が出てきました

しかし、割り出し最中に羽化が近いオス蛹を潰してしまうという痛恨のミスを犯してしまい、更にオス蛹1頭が羽化できず力尽きました

なので最終的に合計♂4♀6です

その2匹が無事に羽化できていればちょうど半々でしたね


なんとなくわかっていましたがあまりたくさん採れる種類ではなさそうです

それか何かがハマっていないか……

この辺の特異な形質のコクワが爆産するイメージがわかないんですよね

WF1で何か掴めればいいなと思いつつ恐らくあまり変わったことはしないと思いますが

先ずは繋げないといけませんからね!





というわけでベルニカトゥスコクワガタでした

小型の割には幼虫期間がかかりましたね

もうちょっと温度を上げれば多少は早くなるかもしれませんがアルナーチャルのクワガタならこのくらいが安牌な気がします

後食までも早くて1〜2ヶ月あれば元気に動き回るようになりました

ただいかんせん小さいのでちゃんと後食したという確認が取りづらい!

舐める程度ですぐ離れてしまうことが多いので動き回り始めたら後食も始まったと見ていいかなと思います



そういえば年始にWF1が出ていましたが本当でしょうか?

同じ時期に購入していたとしても8月下旬〜9月上旬の孵化で12月に羽化

うーん……?

複数の人が出してるならまだしもその人だけでしたから余計に訝しんでしまいます

CBの累代品はたまに出てますからね

まぁこれ以上は確認のしようもないので言及しませんが




小型で魅力的なコクワガタなので機会があれば飼育してみてください

それでは今回はこの辺で!